大阪府立大学

シンポジウム「SOGI(性的指向・性自認)の多様性と大学―何をどのように取り組むべきか?―」を開催

更新日:2019年2月7日

2019年1月7日、中百舌鳥キャンパス 学術交流会館にて、特別シンポジウム「SOGI(性的指向・性自認)の多様性と大学―何をどのように取り組むべきか?―」を開催しました。

大阪府立大学では、性的指向(Sexual Orientation)や性自認(Gender Identity)を理由とする差別や偏見のない大学をめざし、2017年4月に「大阪府立大学SOGI(Sexual Orientation and Gender Identity)の多様性と学生生活に関わるガイドライン」を策定し、学内での取り組みを進めており、同様の動きは全国の大学にも広まりつつあります。

シンポジウムでは2人のゲストスピーカーを招き、なんもり法律事務所 弁護士 南 和行 氏からは他大学で実際に起こった「アウティング(本人の了解を得ずに、公にしていない性的指向や性同一性等の秘密を暴露する行動)裁判」について、お茶の水女子大学 理事・副学長 三浦 徹 氏からは女子大学におけるトランスジェンダー学生の受け入れについて、それぞれ話していただきました。その後、本学からは人間社会システム科学研究科 田間 泰子 教授が大阪府立大学のSOGIに対する取り組みについての話がありました。

続いて、性的指向や性自認を理由とする差別や偏見のない大学をめざして作られた学生団体、「フダイバーシティプロジェクト」からは小林 龍之介さん(教育福祉学類1年)と浦出 夏帆さん(教育福祉学類3年)が登壇し、団体立ち上げからの活動報告とSOGIの概念について解説がありました。

最後に本日の3人の講演者とフダイバーシティプロジェクトの花岡 奈央さん(環境システム学類3年)によるパネルディスカッションが「大学はどのように取り組むべきか?」をテーマに行われました。

当日はフダイバーシティプロジェクトが、学生の性の権利のよりよい理解のために教職員向けに作成した「にじいろぱんふ」が配布されました。

ひとりひとりの多様な性のあり方について理解し合うことで、差別や偏見はなくすことができると学べるシンポジウムとなりました。

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