大阪府立大学

総合リハビリテーション学研究科が第15回日本e-Learning大賞「医療系eラーニング全国交流会会長賞」を受賞

更新日:2018年11月30日

2018年11月14日、本学 総合リハビリテーション学研究科の生涯教育プログラム「地域リハビリテーション学コース」が、第15回日本e-Learning大賞において、「医療系eラーニング全国交流会会長賞」を受賞しました。

日本e-Learning大賞は、一般社団法人e-Learning Initiative Japanならびに日本工業新聞社(フジサンケイ ビジネスアイ)が主催し、企業・学校・自治体などにおけるeラーニングを活用した優れたコンテンツやサービス、ソリューションを表彰する賞です。

表彰式は御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンターにて行われました。

受賞対象となったコース概要

本学 総合リハビリテーション学研究科は、リハビリテーション専門職である理学療法士・作業療法士を対象として、eラーニングを活用した生涯教育プログラム「地域リハビリテーション学コース(以下、本コース)」を提供しています。地域包括ケアシステムの構築に向けて在宅医療・介護が推進される中、理学療法士・作業療法士には医療と介護の連携促進およびネットワークの構築が期待されており、本コースは、従来の教育課程の内容をより充実させ、地域リハビリテーションを実践するために必要な知見を広げ、日本国民が安心して暮らせる地域づくりに貢献できる人材育成をめざしています。

働きながらでも学習しやすいよう、全124時間で構成するプログラムのうち、110時間(88.7%)をeラーニングで受講できる環境を整え、従来であれば研修会場へ直接赴き、多くの研修に参加しなければ学べない内容を、パソコンやスマートフォン等を用いて全国のどこからでも、好きなときに手軽に学習することを可能にしました。費用、時間、場所の都合で研修会への参加が難しい方や、子育て中の方などライフスタイルに合わせて学習できる点は、リカレント教育としても推奨できます。講師には、理学療法士・作業療法士をはじめ、医師、歯科医師、看護師、保健師、社会福祉士、経済学者、行政関係者、情報ネットワークの専門家等の多職種を招き、在宅医療・地域リハビリテーション分野だけでなく公衆衛生やICTなど、幅広い分野の内容を習得でき、特に、リハビリテーション専門職の教育課程で必要性の高まっている情報リテラシー教育をいち早く取り込み、地域包括ケアにおいてICTを安全に利活用するためのノウハウや、先駆的にICTを活用している地域の実践事例を提供しています。

なお、本コースは、平成26年度に文部科学省に採択された「在宅ケアを支えるリハビリ専門職の育成プロジェクト(コア・プロジェクト)」の取り組みの一環として開講されたものです。

受賞のコメント

総合リハビリテーション学研究科 樋口 由美 教授

このたびは医療系eラーニング全国交流会会長賞受賞の名誉を授かり、誠にありがとうございます。医療関係者の卒後教育にeラーニングが取り入れられるようになって久しい中、今回受賞できましたのは、このプログラムで講師を務めていただいております本学研究科教員に加えて他研究科の先生方、学外の医師、看護師等の臨床現場の方々、行政職員など総勢60名におよぶご尽力の賜物です。この場をお借りし改めて御礼申し上げます。今年は予算根拠となりました文科省事業「課題解決型高度医療人材養成プログラム」の5カ年目最終年度となる節目でもあり、一区切りを評価いただけましたことに感謝申し上げます。

関連情報

コア・プロジェクト―在宅ケアを支えるリハビリ専門職の育成

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大学院総合リハビリテーション学研究科 コア・プロジェクト

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