緑地計画学の学生チームがアイデアコンペ「藤沢の軸をデザインする」で最優秀賞を受賞
更新日:2017年6月1日
本学 生命環境科学研究科と生命環境科学域 緑地環境科学類の学生チーム(指導教員:加我宏之 教授、武田重昭 助教)が、神奈川県藤沢市を魅力的にする南北軸のアイデアを課題とした、平成29年度学生公開アイデアコンペ「藤沢の軸をデザインする―北から南に、南から北へ―」(公益社団法人日本造園学会主催)において、最優秀賞を受賞しました。
2017年5月19日~21日に開催された日本造園学会平成29年度全国大会で行われた最終審査にて、国内外のランドスケープや都市計画を専門とする約20の大学・大学院の学生から応募のあった37作品の中から選ばれました。藤沢に残る斜面の緑地に着目し、これまでのような物理的なネットワークにとどまらない、視覚的な連続性がつくる緑の軸のデザイン提案が評価され、今回の受賞となりました。
作品タイトル「陸の島」
受賞チームメンバー
氏名 | 所属 |
---|---|
井上 陽水 | 生命環境科学研究科 緑地環境科学専攻 博士前期課程2年 |
坂本 幹生 | 生命環境科学研究科 緑地環境科学専攻 博士前期課程2年 |
盛岡 諄平 | 生命環境科学研究科 緑地環境科学専攻 博士前期課程1年 |
飯田 明希 | 生命環境科学域 緑地環境科学類 4年 |
チームメンバー 坂本幹生さんのコメント
私たちは、神奈川県藤沢市における海と陸を繋ぐ南北軸のアイデアという課題に対し、藤沢のシンボルである「江の島」の他に、特徴的な地形に残る緑の丘陵「陸の島」が存在するという立場から、まちの新たなランドマークの創出とそれがつくる視覚的つながりの提案を行いました。従来型の大規模な施設の建設や市街地の再編といったアプローチではなく、隠された地形に目を向け、土地の歴史文化に即した小さな空間の改変によって都市のイメージに働きかけるという姿勢が、これからの成熟型のまちづくりをあつかう上で評価していただけたのではないかと思います。
こういったアイデアのヒントは、緑地計画学研究室での研究や演習における先生がたや仲間たちとの議論の中に存在していました。これからも同研究室メンバーと切磋琢磨し、優秀な成績を収められるよう努力していきたいと考えています。
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生命環境科学研究科 緑地環境科学専攻 緑地計画学研究室
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