日ごろから大阪府立大学をご支援いただいておりますことを、心から感謝いたします。
さて、既にマスコミ報道や大学ホームページ等を通してご存知のことと思いますが、本学は、平成17年の法人化と府立系3大学(大阪府立大学、大阪女子大学、大阪府立看護大学)の統合を経て、7学部・7研究科を有する総合大学として発展の道を歩んでまいりましたが、このたび、4つの学域からなる新しい大学へ改革することになりました。
大阪府では、公立大学の必要性について疑問を呈した橋下知事の考えを受けて大阪府立大学のあり方が議論され、昨年9月に行われた戦略本部会議において、平成17年に行った本学の改革やその後の成果に対しては一定の評価を受けましたが、経済学部、人間社会学部、理学部については、“税金を投入して継続することに疑問がある”という厳しい評価も下されました。
本学としては、このような経緯を熟慮した結果、大学を改革することを前向きにとらえて、理系を中心とする大学として再編する本学独自の大学改革案を、昨年12月3日に知事に提出しました(大阪府立大学の改革案について)。その後開催された戦略本部会議において、この改革案が評価され、その結果本学の存続は認められることになりました。しかしながら、提案した改革案は、理系を中心として発展させるものであり、しかもそれを非常に短期間にまとめることになったため、様々な異論や意見が出されました。
今回の改革においては、これからの社会はグローバル化が進み、複雑・多様な社会になると予測されることから、理系や文系それぞれの専門性を深めた教育研究だけではなく、総合的な知識とコミュニケーション能力やマネジメントができる能力が必要と考えて、学際領域で教育する新しい教育研究分野を構築することにしました。
これは「現代システム科学域(仮称)」と呼んでいるもので、ここでは従来の経済学部や人間社会学部で培ってきた専門性と、理系の専門性を融合させて総合的な実践力をもつ人材を育成していくことを考えています。理系を中心とした強い大学にするためには、文系と理系の枠を超えた科学(サイエンス)が必須であるとの主張が認められた形になりました。
本学は、獣医学講習所が設置された1883年(明治16年)が大学創基の年であり、3年後の2013年(平成25年)には130年目の記念すべき節目を迎えることになります。これまでの歴史と伝統を引き継ぎながら、より一層すばらしい大学へ発展させ、受験生にとって魅力のある大学、地域の方々に愛され信頼される大学、さらに世界に誇れる大学になるよう努力してまいります。
このためには、本学のことを応援してくださる方々のネットワークが重要と考えています。今後とも引き続き、卒業生のみなさまのご理解とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
なお、ご質問・ご意見は、kaikaku[at]ao.osakafu-u.ac.jp宛にEメールでお願いします。
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