大阪府立大学

物臭太郎賞決定!物臭太郎杯 読書感想句コンクール 投票結果発表

更新日:2017年11月1日

 本学の図書館(総合図書館中百舌鳥、経済・経営・法律系図書室、ヒューマンサイエンス系図書室、羽曳野図書センター、りんくう図書室)所蔵の本を対象に、その内容をユーモアや風刺のセンスで表現した読書感想句(川柳)を募集し、応募作品の中から、入選作品10句を選出。さらにその10句を対象に人気投票を実施しました。栄えあるベスト3も含め、入選作品の題材となった本は、総合図書館中百舌鳥1階のカウンター前にて、12月28日(木)まで特別展示します。ぜひご利用ください。

物臭太郎とは

たいへん物臭な太郎が、歌や連歌の才能によって、立身出世する御伽草子。 総合図書館中百舌鳥では、もと冊子本であったものを巻子に改装したものを所蔵。本巻は絵巻系の中でも最も原絵巻に近いもので、且つ書写年代も原絵巻の成立時よりそれほど時間が経過していない時のものとされ、慶長期を下らぬ頃のものとされています。

物臭太郎絵巻(ハーモニー博物館へリンク)

投票結果発表

順位 読書感想句(川柳) 題材とした本
物臭太郎賞 (得票数42票) え、なんで!? 私服も可って 言ったじゃない!! (本音と建前) 『服装・マナー』(OPAC) 杉村太郎, 坂本章紀著
【投票理由(一部抜粋)】 「最も本の内容がイメージしやすく、また、誰もが一度は感じたことがあるような心の叫びだったため。」 「就活生の胸の内を5・7・5という限られた字数の中でよく表現できていると感じた。」 「ポップな表現を用いて,就活時に体験した悲壮感をうまく表現しているため。」 「この句の作者が同感した、この場面の空気感がとてもうまく表現されています。」 「実際に似たような経験があった。」 「就活をしていて実感できたから!」 「作品とペンネームがマッチしている。」 「”ある、ある!”と素直に納得した。」
 金賞 (得票数24票) 試験前 枕の代わり ボルハルト (りりぃ) 『ボルハルト・ショアー現代有機化学』(OPAC) K.P.C. Vollhardt, N.E. Schore [著] ; 大嶌幸一郎 [ほか] 訳
【投票理由(一部抜粋)】 「九年間、枕として愛用してきたので,共感しました。」 「上下巻ともに使って有効な即席枕にしていた経験が同じようにありました。」 「読んでいると眠くなるほど難しいのか、枕の代わりにしたいほど楽しいのかが気になるので、選びました。」
 銀賞 (得票数14票) きつねより いたちじゃないの このはなし (天秤座の人) 『きつねのはなし』 (OPAC) 森見登美彦著
【投票理由(一部抜粋)】 「リズムがとても良いことと、読んでクスッとしたから。」 「ボルハルトと迷いましたが、こちらにしました。さらっとしたつっこみがよいと思いました。」 「タイトルを真っ向から否定しているのが良いなと思いました。タイトル同様すべてひらがななのも良いです。」

上記以外の入選作品

読書感想句(川柳) 題材とした本
英語読む マシンに燃やす ライバル心 (梅林) 『韻律と音声言語情報処理 : アクセント・イントネーション・リズムの科学』(OPAC) 広瀬啓吉編著
話せるか? 25条の 本質を (深緑) 『健康で文化的な最低限度の生活』(OPAC) 柏木ハルコ著
彼は言う それでも生きろと サブマリン (TKD) 『サブマリン』(OPAC) 伊坂幸太郎著
ビンボーが わからなくなる 力わざ (桃尻おばさん ) 『貧乏サヴァラン』(OPAC) 森茉莉著 ; 早川暢子編
未体験 仮想体験 実体験 (お調子もの ) 『ザ・世のなか力 (りょく) : そのうち身になる読書案内』(OPAC) パオロ・マッツァリーノ著
乗用車 本の中では 証言者 (てつや) 『ガソリン生活』(OPAC) 伊坂幸太郎著
受け皿で 紅茶飲んでた こともある (一七) 『アフタヌーン・ティの楽しみ : 英国紅茶の文化誌』(OPAC) 出口保夫著

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