大阪府立大学

テーマ展示“憲法という支え――「護憲 vs 改憲」論よりもさらに深ぁーく考えるための103冊”開催のお知らせ

更新日:2016年12月1日

憲法という支え――「護憲 vs 改憲」の二元論よりも深く考えるための103冊案内ポスター

案内ポスター(981KB)

学術情報センター図書館では、テーマ展示“憲法という支え――「護憲 vs 改憲」論よりもさらに深ぁーく考えるための103冊”を下記のとおり開催します。

憲法(constitution)とは、ラテン語 “stituere” (立てる)を含むことからわかるように、国の諸法規の構造を支える支柱です。この支えがあってこそ、法治国家が存立しています。

現在の「日本国憲法」は、1946年、「大日本帝国憲法」73条にある憲法改正手続きに則って、帝国議会での審議を経て可決、1947年に施行の運びとなりました。戦後の新しい独立日本の憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3要素を特徴としています。「大日本帝国憲法」との違いは、象徴天皇制、三権分立の統治機構、個人の尊厳、戦力不所持、交戦権の放棄などの定めです。

実際にはいわゆる「解釈改憲」が行なわれているとして、憲法の空洞化を言う論者がいます。
近年は現実味をもって「日本国憲法」改正をめぐる議論も盛んです。遠くない未来に、戦後初めて国会に憲法改正案が上程されると予測する論者は少なくありません。では国民主権の主体である私たちは、憲法について何をどう議論すべきなのでしょう。

重要なのは、単に護憲か改憲かといった二元論ではなく、憲法を定めるとは、変えるとは、国家とは、現実の公権力とはといった根本的な問いです。どんな憲法も、その生成、施行の現実、公権力との関係性を見ると、矛盾を抱えています。憲法が民主的な法治国家の支えであるなら、現実の公権力は憲法に従うのではなく、憲法から解放されることを求める傾向があるものです。

このたび学術情報センター図書館の蔵書から憲法に関わる本を展示しています。「日本国憲法」全103条にちなんで103冊を選びましたが、選書の範囲は広く、「日本国憲法」に限らない憲法論、世界の憲法に関する本も含みます。現在の護憲・改憲論を冷静に客観的に深く考察する助けとしていただければと思います。(図書館長 萩原弘子)

展示期間:平成28年12月1日(木)~平成29年3月31日(金)
展示場所:学術情報センター図書館 1階カウンター前
展示資料:憲法という支え――「護憲 vs 改憲」論よりもさらに深ぁーく考えるための103冊資料リスト(152KB)

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