大阪府立大学

【大阪ブックフェスタ】前川真行先生のトークイベントを開催しました

更新日:2015年5月18日

 平成27年5月13日(水)、OSAKA BOOK FESTA2015+(主催:まちライブラリー)のイベントのひとつとして、本学の前川真行先生による「風景としての街-街はどう描かれたか-」を開催しました。
そもそも「都市」とは何なのか、どのようにしてひとは「都市」を自分の一部だと認識するのかから始まり、数人の小説家・作家によって浮かび上がる大阪の街の姿について、お話いただきました。
前川先生によると、いわゆるステレオタイプな「大阪の街」のイメージ、その起源のひとつは織田作之助さんだそうです。また、本学卒業生で芥川賞作家の柴崎友香さんは、「人を描いているように見せて当時の大阪の街の姿を描いている」とのことで、小説が書かれた当時の大阪の街の姿を手に取るようにイメージできる、というように新たな小説の読み方を教えてもらえました。
一方、たべものの街、新世界、といったイメージを支えたのは、外食でお腹を満たした工場労働者たち。大阪は工業の街でもあったのです。その姿を伝えてくれるのは、詩人の小野十三郎さん。前川先生は小野さんの詩について、美しくありつつも怖さも感じさせるような街として大阪を描き出している、と表現されていました。

切り取った時代やひとにより、全く違う顔を見せる「大阪」という街。実際に小説が発表された当時の大阪の街の姿をGoogleストリートビューで覗いてみたりと、時空を飛び越え、さまざまな大阪の姿を知ることができ、とても楽しい1時間でした。

図書館ではこれからも一人でも多くの学生に興味をもっていただけるよう努めていきますので、ぜひ足を運んでいただければと思います。

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