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留学体験記

ドイツ交換留学 2011年8月-ヴッパータール大学-(工学研究科博士前期課程1回生Tさん)

 2回目の留学便りです。もう2か月が経ってしまいました。留学に来てから本当に時間が経つのが早いと感じます。今回はこちらでの研究についても書きたいと思います。

ドイツ留学写真1

ベルギーの水の都ブルージュにて


 こちらに来て研究に対する姿勢の違いを実感しています。日本で工学部というと学校に缶詰状態で働きづめというイメージですが、こちらではメリハリが非常にはっきりしています。ドクター(PhD)の学生でも1週間ほどのまとまった休みが取れますし、金曜日の晩は早めに切り上げて週末はしっかり休みます。友人曰く「一度アイデアが出なくなったらどんなに考えても一緒だろう、それなら思い切ってリフレッシュしたほうがいいアイデアが出る」ということです。どちらが良いかという判断はできませんが日本人にはなかなかできない考えで面白いと感じました。

ドイツ留学写真2

休日のサッカーの様子 


 日本では教授と学生が相談して実験を進めるというのが一般的ですが、こちらではPhDの学生がスーパーバイザーとして間に入ります。実験に詰まったときや機械のトラブルなどはこのスーパーバイザーに相談し、週に一回、進捗やスケジュールについて教授と話すという形です。これに関係してか研究室のみんなは非常に仲が良く、昼食はだいたいみんな揃って食堂で食べますし、雰囲気も和気あいあいとしています。これに一番大きく影響しているのは上下関係がないことでしょうか。どちらが良いとは一概には言えませんが私にはこちらのほうが合っているのかなと感じました。


 プライベートでは、友人とともにベルギーに旅行に行きました。幸運なことに友人の元ルームメイト宅に泊まることでき最高の思い出ができました。その家もルームシェアだったのですが、夕方部屋で話していたとき日本、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギー人が同じ空間にいるというとてもインターナショナルな空間で仕事観などについて話し合い非常におもしろい議論ができました。その後は街に出かけビールを飲んだのですが、ベルギーではビールのアルコール度数が7~11%なのですぐに酔い始めて、真面目な議論から切り替わって非常に愉快な夜を過ごしました。こういう切り替えが上手なのもお手本にしたいと思います。

 2か月の生活を振り返るとつくづく人の出会いに恵まれているなと感じます。ぜひこれから留学を考えている方にはインターネットなどを駆使して現地の人と交流を取ることをお勧めします。やはり日本人だけで動いていると知ることができないことや感じられないことはたくさんあるので、留学ではそういう体験を大事にしてほしいなと思います。