大阪府立大学

大阪府立大学における多様な人材活用推進の基本方針

大阪府立大学が公立大学としての存在意義を高め、地域に信頼される存在となるためには、地域社会や産業界を牽引する人材が本学から持続的に巣立ち、広く世界に翔く(はばたく)ことでその証を立てなければならない。それらを追求するため、日本のみならず世界の研究型大学の変革の起点となり、地域に信頼される知の拠点となるべき基本理念を表す言葉として、「高度研究型大学 ~世界に翔く地域の信頼拠点」を掲げている。

本学が目指す大学像の実現には「多様」「融合」「国際」という3つのキーワードがある。革新的な知を創出する拠点となるためには、年齢・性別・国籍の違いを超えて、異なる価値観や経験・背景をもつ「多様」な人材が集い、互いに知的触発を受ける環境が不可欠である。そのうえで多様な人材が切磋琢磨し価値を「融合」することで新しい知を創生し、そして「世界」に発信する。

したがって本学は、多様性の実現こそが今後の教育研究の活力の源泉であるとの認識の下、若手研究者や外国人研究者、女性研究者がそれぞれの能力を最大限に発揮できるよう、本学構成員の意識改革、環境の整備、支援相談システムの構築などを推進する。そして、活力あふれる「知」の創造の場を形成し、本学の理念を実現する。