キャンパス・ビオトープ研究会
- キャンパス・ビオトープ研究会とは
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古墳群の中にある大阪府立大学のキャンパスを、地域のビオトープ・ネットワークの拠点と考え、今後のキャンパス計画を自然と人間活動(教育・研究活動)との共生の視点で考える研究会です。
- 発足にあたって
- キャンパスの中に”ビオトープ”と呼ばれるゾーンを造るのではなく、キャンパスそのものをビオトープと位置づけ、これをさらに豊かなものにすることで、古墳群に連なるビオトープ・ネットワークの拠点にしたいと思います。
これはひとつの地域貢献であり、世界遺産を目指し「環境モデル都市」を指向する堺市などの地域との連携を深めることで、大学の社会的な責任USR(University Social Responsibility)を果たすことができると考えています。
自然と人間が共生する“キャンパス・ビオトープ”をよりよいものにするためには、まず自然環境の現状を把握する必要があります。
そこで、学内に“キャンパス・ビオトープ研究会”を発足させ、生物相や水環境などのインベントリー調査(目録づくり)・モニタリング調査を開始しました。さらには、近隣の古墳をはじめとする緑地や水系などにも調査の範囲を広げ、地域の風土や歴史、文化をも考慮しつつ、大学を拠点とする豊かなビオトープ・ネットワークを創出したいとも考えています。
キャンパス・ビオトープの調査や研究の過程で、池や水路、草地、農場、樹林などの各ビオトープ要素の地域生態系の中で果たす役割が明確になり、大学構成員の環境保全に対する意識の高まりが期待できます。また、キャンパス・ビオトープとその地域の自然や文化との繋がりの解明は、本学の教育・研究、学生たちのサークル活動に新たな取組みの素材を提供することが期待できます。
- ビオトープとは
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ビオトープ(Biotope)とは、よく知られているように、ドイツで生まれた概念と言葉で、“生物群集の生息空間”を意味しており、語源はギリシア語の“命”を表すbioと、“場所”を意味するtoposで、これから作られた合成語です。
ドイツ連邦自然保護局では、ビオトープを有機的に結びついた生物群、すなわち生物社会(一定の組み合わせの種によって構成される生物群集)の生息空間と位置づけています。
すなわち、よく似た言葉に「生態系」が使われますが、これはある環境状況を設定して、その中に生息する生物群集によって構成されている機能を表す言葉ですが、ビオトープは、その機能を持った、まとまった空間そのものを意味するものです。
このビオトープに対しては、様々な解釈が示されており、森林や海洋などの自然を含む地球そのものを意味したり、人の手を排除した自然のままの空間という考え方が強調されている場合もあります。
そのためか、最近の日本では、本来の意味から、かなりかけ離れたところで用いられることが多く、学校教育などで使われる池などを生態系モデルとして整備し、いわば箱庭のような生態系の“学校ビオトープ”が作られています。もちろん、魚を飼ったりする、単なる観賞用の池ではなくて、植物や昆虫などの生物が共に生息している生態系モデルを教育の場で教えるために、このような池を活用することは非常に有用なことであるものの、これがかなり広まっているために、ビオトープとは、箱庭のような印象を与えています。 場合によっては、庭に水草栽培セットを持ち出す例や、園芸店などには、ビオトープセットと称して、外来水草を栽培するセットを売っている例もあることなどは、非常に残念なことです。
