大阪府立大学

21世紀科学セミナー 思想・文化編(説話文学美術研究所)

21世紀科学セミナー 思想・文化編(説話文学美術研究所)
開催日
2017年9月15日(金)、29日(金)15時~16時30分
開催場所
I-siteなんば
大阪府立大学 I-siteなんば(南海なんば第1ビル 2階)

I-siteなんばのアクセス

大阪府立大学には分野・部局横断型の先駆的で挑戦的な研究を行う多様な研究所があり、21世紀科学セミナーでは参加者の皆さまに、本学の教育研究活動への理解や興味を深めていただくため各研究所の最先端の研究や多彩な取り組みをわかりやすく説明します。

【Part1】9月15日(金) 15時~16時30分
「物語から生まれる絵、絵から生まれる物語」

平安時代の物語は多く絵画と共に享受されました。そして絵画化された物語から、新たな文学が生み出されることもありました。たとえば、「源氏物語」桐壺巻、亡くなった桐壺更衣を桐壺帝が偲ぶ場面には、長恨歌屏風の世界を女流歌人伊勢や貫之が和歌に詠んだ屏風が登場します。同様の例は「大和物語」生田処女伝説にも見えます。このようなこのような物語と絵画との相関についてお話します。

【講師】青木 賜鶴子(大阪府立大学 説話文学美術研究所 研究員、人間社会システム科学研究科 教授)

【Part2】9月29日(金)15時~16時30分
「仏教説話と絵画―玉虫厨子「捨身飼虎図」と本生譚―」

国宝「玉虫厨子」(法隆寺所蔵)側面には、樹木に衣を脱ぎかけ、真っ逆さまにダイブし、最後は虎に食われる人物の姿が連続的に描かれています。この異様な図像は、お釈迦様の前世における善行を伝える物語(=本生譚)を絵画化したもので、「金光明最勝王経」を典拠とします。
この例のように、仏教説話はしばしば絵画化され、享受されてきたのですが、その経緯について、平安中期の説話集「三宝絵」等にもふれながら、考えてみたいと思います。

【講師】田中 宗博(大阪府立大学 説話文学美術研究所 所長、人間社会システム科学研究科 教授)

関連情報
定員各70名 (応募者多数の場合は抽選)
対象者どなたでも
受講料各回1,000円
申込期間Part1および両日:2017年9月1日(金)【必着】
Part2:2017年9月15日(金) 【必着】
申込方法

「往復はがき(お1人様1通)」もしくは「Eメール」で、(1)氏名(ふりがな)、(2)年齢、(3)郵便番号・住所、(4)電話番号、(5)この講座を知ったきっかけ、(6)希望する講座の日(両日も可)をご記入のうえ、下記宛先へお申込みください。

抽選結果は、開催日の1週間前までにお知らせします。

〒599-8531 堺市中区学園町1番1号
大阪府立大学C5棟 地域連携室「21セミナー説話文学」係
Eメール 21nar[at]ao.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。
(注意)Eメールでお申込みの場合は、件名に「21セミナー説話文学」と入力してください。

お問い合わせ大阪府立大学 中百舌鳥キャンパスC5棟 地域連携室
Tel 072-254-9942