大阪府立大学

女性学講演会「坊やは人気者?―物語における女児と男児について比較文学的に考える」

開催日
2016年12月3日(土) 14時~16時(13時30分開場)
開催場所
I-siteなんば
大阪府立大学 I-site なんば(南海なんば第1ビル2階)

I-siteなんばのアクセス

本学女性学研究センター主催の第20期女性学講演会第1部(全2回)の第2回講演会を開催いたします。

第20期女性学講演会 第1部 「文学とジェンダー」
第2回 「坊やは人気者?―物語における女児と男児について比較文学的に考える」

【講師】 堀江 珠喜(大阪府立大学教授)

【概要】
どんな名優も子役と動物には勝てないと言われます。現在のCMでは犬より猫のほうが優勢に思えますが、児童文学において、女児に比べ男児の主人公が多いとの指摘は以前からなされてきました。
子供向けの物語に限らず、ヒット作品に「可愛い坊や」が関わっている例は、オペラ『蝶々夫人』、歌舞伎『伽羅先代萩』、そして映画などの、特に「お涙頂戴」ものに認められましょう。
ではなぜ、(もちろん一般論として)「女児」より「男児」の話を人は好むのでしょうか?
「小公女」より「小公子」のほうが、あどけなく微笑ましい? 「不思議の国」を旅するアリスより、オリバー・ツイストのほうが、ハラハラドキドキさせてくれる?  またキリスト教文化圏では、聖母子像の影響も無視できますまい。
今回は、このように登場「男児」の特徴を考え、我々「受け手」の反応を探るとともに、彼らの「人気」のワケについて検討したいと思います。

関連情報
対象者どなたでも
受講料500円 (大阪府立大学学生・教職員は無料)
申込期間定員に余裕がある場合、当日参加もできますが、資料準備の都合上、できるだけ事前にお申込みください。
申込方法

「Eメール」または「Fax」のいずれかで、(1)氏名(ふりがな)、(2)住所、(3)電話番号を記して、下記宛先へお申込みください。
大阪府立大学 女性学研究センター
Eメール joseigaku[at]gmail.com  [at]の部分を@と差し替えてください。
Fax 072-254-9947

お問い合わせ大阪府立大学 女性学研究センター
Tel 072-254-9948 (土日・祝日を除く、14時~17時)