大阪府立大学

関西宇宙イニシアティブ 第49回KaSpIセミナー

開催日
2015年12月12日(土)18時~20時
開催場所
I-siteなんば
大阪府立大学 I-siteなんば(南海なんば第1ビル2階)

I-siteなんばのアクセス

第49回KaSpI宇宙セミナーを開催します。
今回は九州大学名誉教授の八坂哲雄先生をお招きしてスペースデブリについてのお話をいただきます。ぜひご参加ください。

【講演】「デブリ環境アップデート―デブリ除去へ向けて―」
講師:八坂 哲雄(QPS研究所、九州大学名誉教授)

【概要】
デブリ環境の認識は近年急速に変化をきたし、今までのデブリ発生最小化(Debris Mitigation)からデブリ除去(ADR: Active Debris Removal)へと関心が移り変わってきた。契機は2009年の米IridiumとロシアKosmosの史上初の衛星同士の衝突とそれに伴う大量のデブリ発生であった。その前段階では、アメリカのシミュレーション結果があった。すなわち、仮に打ち上げを停止しても、すでに軌道上にある物体同士の衝突でデブリは増大を続け、打ち上げ活動がある場合でも、年間5個程度の大型物体の除去をすればデブリ環境を安定化する。
日本をはじめとして、各国でADRの研究開発がすすめられている。しかし、技術的な課題のほか、経済、法制上の問題も多い。とくに、デブリを除去しても直接的な経済メリットが出ないことから、どうやって費用を捻出するかの見通しは遠い。本稿では、そのための私案を述べるほか、デブリ除去を目的とした会社の出現とその活動についても述べる。

【主催】関西宇宙イニシアティブ(KaSpI)
【共催】大阪府立大学21世紀科学研究機構宇宙科学技術研究センター

大阪府立大学はNPO法人関西宇宙イニシアティブと連携協力協定を結んでいます。

関連情報
定員70名
受講料無料
お問い合わせ関西宇宙イニシアティブ事務局(担当 東 久雄)
大阪府立大学 宇宙科学技術研究センター(担当 大久保 博志)
Eメール kaspi[at]aero.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。