大阪府立大学

OSAKA BOOK FESTA「風景としての街―街はどう描かれたか―」

開催日
2015年5月13日(水)15時~16時
開催場所
中百舌鳥キャンパス
学術情報センター図書館

中百舌鳥キャンパスのアクセス

OSAKA BOOK FESTA+2015 「風景としての街―街はどう描かれたか―」
前川 真行(大阪府立大学 准教授)

ひとが風景を発見するのは、それほど古いことではありません。おそらくはどんなに古くても18世紀(古い?)のどこか。文学や詩の中に入ってくるのはもう少し遅くなってからになります。「自然」の風景は、それでも比較的早くに見出されましたが、都市を風景として見る態度が現れるのは、もっと遅い時期になります。日本では、日露戦争の後、工業化が都市の風景を急速に変えてゆくなかで、失われゆくものとして風景が発見されます。そしてその後、都市の発展が獲得した新しい世界を、ひとは風景として発見してゆくようになるのです。何人かの小説家や、詩人の作品を題材に、そうした「街」の風景を見てゆきたいと思います。

【主催】まちライブラリーOSAKA BOOK FESTA+2015実行委員会
「OSAKA BOOK FESTA+2015」概要

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