公開講座

第7回 市民フォーラム「環境と学問」

開催日 2013年2月12日(火)、14日(木)、19日(火)、21日(木)、26日(火) 18時30分~20時(全5回)
開催場所 その他
開催場所詳細 大阪府立大学 中之島サテライト (中之島図書館別館内)
〒530-0005 大阪市北区中之島1丁目2番10号
地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅
京阪本線「淀屋橋」駅(1号出口) 北東へ約350メートル
京阪中之島線「大江橋」駅(6番出口)東へ約350メートル
京阪中之島線「なにわ橋」駅(1番出口)西へ約250メートル
(注意)大阪市立中央公会堂西隣
概要

【概要】
環境とは私たちをとり巻くものです。私たちは環境から離れて生きることはできません。
何らかの仕方で、環境の影響を受けつつ、みずからも環境に影響を与えながら生きています。
そのような環境をどう捉えたらいいかを考えるとき、いわゆる環境問題にも直面することになります。
この講座は、環境をめぐる、さまざまな学問からの視点を提供しようと計画しました。
少しでも環境について考えるためのヒントとなれば幸いです。
【プログラム】
■第1回 2月12日 
環境問題の移り変わり 本学教授 山口 義久 
私たちが何を環境問題と考えるべきかは、環境についての知見によって変わってくるものであり、技術の進歩によって克服される問題も少なくない。これまでの科学や技術の進歩によって、どのような問題がひき起こされ、どのような問題が解決されてきたか、そして、そのような経緯をふまえて私たちはどのように考えるべきかを、環境汚染や地球温暖化といった、いくつかのトピックを通じてご一緒に考えてみたい。私たちをとりまく環境は、自然環境だけでなく、むしろ人間環境・社会環境のほうが重要な場合が多いということも、その考察から見えてくると思われる。
■第2回 2月14日 
放射線防護と原発規制の考え方 京都女子大学教授 水野 義之
3.11大震災に伴う福島原発事故災害によって、私たちは原発と放射線について、今までよく見えていなかった問題に改めて気付いた。それは原発や放射線も日常生活と無縁ではないという事実である。また「絶対安全」などあり得ないという当たり前の結論であった。その結果私たちは、科学技術と日常生活の見えない関係についても考えざるを得ない、そんな時代になった。そこでこの講座では、改めて原発と放射線の危険性と安全性について基本的な考え方を、科学の視点から整理する。特にここでは原発と放射線の問題を一過性の事件や事故、あるいは責任者追及の論点ではなく、学問と技術の視点を踏まえて理解を深めてみたい。
■第3回 2月19日 
大阪における屎尿の処理と環境問題 本学教授 中村 治
水を汚染している主原因は生活廃水であり、2009年には全体の81%であった。その内訳は洗面・洗濯・風呂・雑用によるものが30%、台所が40%、トイレが30%である。トイレの多くが水洗となった現在、トイレから出る汚染を減らしたくても、減らせないと思われるかもしれない。しかし、それは最近のことである。かつては農民が屎尿を都市住民に代価を支払ってでも汲み取らせてもらい、農作物に肥料として用いていたからである。ここでは、屎尿が肥料として使われなくなり、生活廃水による汚染の大きな部分をしめ、水の汚染に大きくかかわるようになっていった経緯を、大阪市とその近郊を例にとり、見ていくことによって、環境問題について考えていきたい。
■第4回 2月21日 
里山が語る未来:生きる「場所」を編み直す 本学准教授 福永 真弓
里山という言葉が、慣れ親しんだ理想的な自然を示す言葉として使われるようになって久しい。日本の原風景として語られる一方で、生きる為に必要な生活資源を提供するのみならず、人びとの生き生きとした〈生〉を支え、存在の豊かさを生み出す「場所」として、あるいは適切な自然資源管理手法と有用な智慧をもった歴史的存在として、世界からも注目を集めている。ここでは、国内外のいくつかの事例を用いながら、里山が着目される背景を改めて議論し、未来に向けて人びとの生きる「場所」を編み直す手掛かりを探ってみたい。
■第5回 2月26日 
環境と生態系 本学准教授 加藤 幹男
地球の歴史上、生物種の多様化(種分化)と絶滅は繰返しおこっており、その結果として現在の多様な生物種群がある。生物種は単独で存在できるものではなく、生態系のなかに存在している。人為的な環境改変によって、種間関係のバランスが崩れて生態系が不安定化すると、その結果として生物多様性が失われたり、生物群集の入れ替わり(在来種の絶滅と外来種の侵入・繁栄)がおきたりする。このような変化は、生物進化の時間スケールと比較して極めて短い時間でおこるため、社会的な問題となることが多い。今回は、環境変動がもたらす生態系の変化の事例を紹介し、生態系保全や自然保護の望ましいあり方について考えるきっかけとしたい。

関連情報 第7回市民フォーラム「環境と学問」詳細 (574KB)
定員 60名(応募者多数の場合は抽選)
受講料 1講座 1,000円、5講座セット 3,000円
申込み期間 2013年2月6日(水)【必着】
(注意)受付締切日が2013年2月4日から延長になりました。
お問い合わせ 〒599-8531 堺市中区学園町1-1
大阪府立大学 地域連携研究機構 生涯教育センター 「市民フォーラム」係
Tel 072-254-9942
Eメール kan24[at]ao.osakafu-u.ac.jp [at]の部分を@と差し替えてください。
お申込み方法

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