教育・研究

学術情報センター センター長からのあいさつ

学術情報センター長あいさつ

学術情報センター長の写真

近年の情報通信技術(ICT)の発展により、学術情報分野ではオープンアクセス(情報公開)から、さらにオープンサイエンス(各種研究データを一般公開し研究効率化を図る動き)が推し進められています。2017年4月には、オープンサイエンスを促進する観点から、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)より「オープンサイエンス促進に向けた研究成果の取扱いに関するJSTの基本方針」として、研究論文や研究データの保存・管理及び公開について基本的な考え方が示されました。

そこで、本法人ではオープンサイエンスの促進に先駆け、2016年11月に「公立大学法人大阪府立大学オープンアクセス方針」を策定し(2017年4月施行)、原則として教職員の学術研究成果を広く無償で公開することとしました。オープンアクセスの促進のための受け皿として、学術情報リポジトリOPERAの充実も大きな課題となっています。今後は、公立大学法人大阪市立大学との統合の動きを見据えながら、オープンサイエンスへのさらなる対応が必要となります。

平成28年度(2016年度)は、本法人のさまざまな情報システムが更新の時期を迎えましたが、第3期情報システムとして、 情報基盤システム、ネットワーク、教育系・業務系各システムを大過なく更新することができました。この中で、学生メールのクラウドサービス化(資源圧縮)やインターネット接続部の高速化(サービスの向上)、管理者不在データの棚卸機能追加(セキュリティ強化)など、新しい取組みや強化策を実施しました。

また平成28年度(2016年度)は、情報セキュリティ確保のためのさらなる取組みとして、「大阪府立大学情報格付け取扱手順」の策定に向けて学内での検討を重ね、2017年4月からの実施に漕ぎ着けました。これは大阪府立大学の教職員・学生をはじめとする情報資産・情報システムを利用するすべての者を対象とし、本学で取り扱う電子データについて、情報の重要性や講ずべき情報セキュリティ対策を明確にするものです。この取扱手順の導入により、すべての利用者が情報を作成または入手するたびに、情報と情報セキュリティが不可分であることの認識を深める効果を期待しています。

最後に、本学の標榜する高度研究型大学の研究環境としましては、電子ジャーナル等の学術資料へのアクセスを始めとした情報提供サービスの確保も重要なミッションとなっています。今後も学内外の機関との連携を密にして、学術情報センターとしての責務の重要性を再認識し、利便性の向上、運用面での改善に努めてまいります。これまでの関係各位のご協力に感謝するとともに、引き続きご支援、ご協力を宜しくお願いいたします。

学術情報センター長
石井 実