学域・大学院・機構

研究推進機構 機構長からのあいさつ

研究推進機構長 山手丈至

大阪府立大学は、「学域または研究科の枠を超えた分野(部局)横断的研究を推進することで、産業・経済・文化・教育に貢献する世界的拠点大学を築くことを目的」に、2017年4月から新たな組織として「研究推進機構」を創設しました。この機構は、学内の分野横断的・先駆的な調査研究を促進するだけでなく、本学の戦略的・先進的な教育研究プログラムを推進し、各種の企画提案を行う拠点である「21世紀科学研究機構」と、産学官連携による先端的研究や知的財産の社会還元、多様な公開講座の提供を通じた地域社会貢献をめざす「地域連携研究機構」の二つの組織を統合し、それぞれの役割を有機的に機能させ、包括的に展開させるための組織として位置付けています。

研究推進機構には、基幹研究組織として21世紀科学研究機構の流れを汲む21世紀科学研究センターと、地域連携研究機構から引き継ぐ放射線研究センター、生物資源開発センター、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)研究センター、そして植物工場研究センターが含まれます。また、これらをサポートする附属施設として先端科学研究センターと科学技術共同研究センターが設置されています。

研究推進機構では、分野(部局)の枠を超えた教員による自発的な横断的企画(調査研究・産学官連携)を推進させることを基本方針とします。すなわち、萌出される新たな先駆的で挑戦的な異分野融合型研究や地域課題解決型研究を促進させ、そして産学官連携活動をめざした技術開発やイノベーション創出拠点の形成を積極的に推進します。加えて、地域産業・国際社会の最新の動向を踏まえ、グローカルな観点からの中長期的な基盤的な研究戦略を策定し提案することで、本学の発展に資する企画・経営をサポートすることにも努めてまいります。これらの活動方針を実践することで、大学の社会的使命である教育・研究・地域貢献の三つの柱をより一層充実させ、活性化させることで、世界的な研究型大学の拠点をめざします。

21世紀に入り文化・教育、科学・技術、産業・経済のそれぞれの領域の発展は目覚ましく、そして深化し、かつ相互に複雑に融合し合っています。また、人の生活とそれを取り巻く環境との調和も地球規模の巨視的観点から求められています。研究推進機構は、萌芽的な研究を発展的に醸成させるインキュベーション研究拠点、そして世界的動向を踏まえた府民・府政への情報発信基地としてのシンクタンク機能の二つの役割を担うことで、地域の信頼拠点としての責任があります。また、本学と大阪市立大学との統合も視野に入れた、両大学のシナジー効果に基づいたグローバル研究拠点の形成に関する研究戦略の策定もこれからこの機構の課題になるでしょう。

本学の基本理念である「高度研究型大学 ―世界に翔く地域の信頼拠点―」の実現に向けて、本機構の活動に暖かいご支援とご鞭撻をいただきますようお願い申し上げます。

研究推進機構長
山手 丈至

参考

21世紀科学研究機構:

異分野間の調査研究活動の活性化を図ることを目的にバーチャル研究所として2006年2月に「21世紀科学研究所」が創設され、その実績に基づき、2009年4月に柔軟性と組織性を併せもつ「21世紀科学研究機構」が設立された。

地域連携研究機構:

平成17年度の大学の法人化とともに設置された産学官連携機構に、さらに平成23年度に地域連携・社会貢献の機能を拡充する目的で「地域連携研究機構」がスタートした。

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