学域・大学院・機構

説話文学美術研究所

設置目的

本研究所は、大阪府立大学と連携協力に関する協定を締結した財団法人大和文華館と共に、両機関の学術研究を更に飛躍的に発展させ、その成果を社会に還元し地域に貢献することを前提とし、両機関の現員研究者が一致して高い関心を持つ共通テーマである、日本の近世を中心とする「物語と絵画」の関係の研究を行うことを目的とする。

「伊勢」「源氏」等の「物語」や、縁起・霊験譚等「説話」の特定の場面がいかにイメージされ継承されてきたかという、文学的イメージとその具現化である美術作品生成の伝統的メカニズムに対し、格段に精密な研究を行うことを目指す。それによって、文学や美術の単なる作品鑑賞にとどまらない、日本人の根元的な美意識の諸様相や文化的特性の実際を明らかにし公表することで、とかくアイデンティティを喪失しがちな現代日本人の、存在意義に対する疑問や欲求に、文学や美術の伝統文化研究の観点から応えようとするものである。

研究内容の概要

下表のように2班3系統に専門を分担し、(1)-(4)の事業を行う。

系 文献テキスト班:受容と展開 図像絵画化班:画像形成と展開

文献テキスト班:受容と展開 図像絵画化班:画像形成と展開
1 物語・和歌系 大和絵系
2 説話・仏典系 縁起・仏画系
3 童蒙訓・勧戒系 漢画
  1. 府大蔵書の物語・説話資料で、絵画化に関連する刊本・写本を調査・研究する。
  2. 並行して、大和文華館蔵「鈴鹿文庫」等の調査、目録の作成、および出版を行う。
  3. 府大、大和文華館共催の展覧会「物語と絵画」を、大和文華館で行う。
  4. 上記展覧会に関連した研究会・シンポジウムを開催し、成果を出版する。

構成員

所長

田中 宗博 (人間社会システム科学研究科 教授)

研究員
区分 教授
人間社会システム科学研究科 高等教育推進機構 大形 徹
中国文学・中国文化史 大平 桂一
日本中近世学芸史・歌学、書誌学 西田 正宏
日本中古文学・歌物語と受容史 青木 賜鶴

設立年月日

平成21年(2009年)2月1日