環境教育研究センター
設置目的
大阪府立大学では、これまで、エコ・サイエンス研究所を中心に、堺エコロジー大学など学外の多様な主体との研究・教育の連携、エネルギー消費の見える化などによるキャンパス内のエネルギー最適化、環境報告書作成学生委員会「E~きゃんぱすの会」設立と毎年の環境報告書の発行、「環境学」副専攻や「国際環境活動プログラム」などの全学向け環境教育プログラムの開設、府大池や菖蒲池を中心とするキャンパスビオトープ調査・研究、などを行ってきた。これらの成果を活かし、今後も大学の本分である「持続可能社会の構築に必要な人材の育成」を行うためには、学生主体による環境報告書、全学向けの環境教育プログラム、キャンパスをフィールドとした実践教育など、「環境教育」を主体とする活動を推進する必要がある。そこで本研究所では、図1に示すように、エコ・サイエンス研究所で確立された「環境教育」関連活動を継承し発展させることを目的とする。
研究内容の概要
(1)学生主体による環境報告書の作成
環境報告書作成学生委員会「E~きゃんぱすの会」を主体とし、環境部エコロ助、里環境の会OPU等他の学生環境団体の協力のもと、大阪府立大学環境報告書を作成し、発行、公表する。
大阪府立大学 環境報告書
(2)全学向け環境教育プログラムの改善
高等教育推進機構が開講している環境教育プログラムである、全学域生向け「環境学」副専攻ならびに全大学院生向け「国際環境活動プログラム」を対象として、プログラムの教育効果評価ならびに改善提案を行う。
(3)キャンパスビオトープをフィールドとした実践教育
府大池や菖蒲池などのキャンパスビオトープ・コアを主たるフィールドとして、里環境の会OPU等学生環境団体との連携のもと、水質・底質環境や生物生態系の調査といった実践的環境教育活動を実施する。
構成員
所長
大塚 耕司(人間社会システム科学研究科 教授)
研究員
区分 | 教授 | 准教授 | 特認教授 |
---|---|---|---|
工学研究科 | 中谷 直樹 横山 良平 |
– | – |
生命環境科学研究科 | 平井 規央 | 上田 昇平 | – |
人間社会システム科学研究科 | 竹中 規訓 | – | – |
研究推進機構 植物工場研究センター長 | – | – | 北宅 善昭 |
客員研究員
機関 | 役職 | 氏名 |
---|---|---|
– | – | 北田 博昭 |
設立年月日
2016年(平成28年)4月1日
研究所サイト
環境教育研究センターWebサイト
環境教育研究センターは、全学向け環境人材育成教育プログラムの運用と改善、学生主体による「大阪府立大学環境報告書」の作成、キャンパスビオトープをフィールドとした実践教育を推進することを目的に設立されたセンターです。
関連サイト
環境人材育成のための教育プログラムWebサイト
平成21年度の環境省「環境人材育成のための大学教育プログラム開発事業」に採択され、平成22年度から、学域(当時学部)教育としての副専攻「環境学」と大学院教育としての「国際環境活動プログラム」をスタートさせました。これらのカリキュラムにより、学域・大学院の一貫教育として、環境人材の育成をめざしています。
SDGs達成への貢献
大阪府立大学は研究・教育活動を通じてSDGs17(持続可能な開発目標)の達成に貢献をしています。
本研究センターはSDGs17のうち、「4:質の高い教育をみんなに」、「7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」、「11:住み続けられるまちづくりを」、「12:つくる責任 つかう責任」、「13:気候変動に具体的な対策を」、「14:海の豊かさを守ろう」、「15:陸の豊かさも守ろう」、「17:パートナーシップで目標を達成しよう」、に貢献しています。
お問い合わせ
人間社会システム科学研究科 教授 大塚 耕司
Tel 072-254-9339 Tel 2369(内線) Eメール otsuka[at]marine.osakafu-u.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。