大阪府立大学

現代システム科学専攻のディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー

ディプロマ・ポリシー(学修評価・学位の授与方針)

博士前期課程

知識情報システム学分野(学位:情報学)

現代システム科学専攻博士前期課程は、自らの専門領域における高度な研究を遂行する能力と、他領域の研究を理解し協働する力を兼ね備え、実社会における問題に適切かつ効果的な解決策を提供することで持続可能な社会の実現に貢献する人材を育成することを目的とする。そのなかでも知識情報システム学分野(情報学)では、高度情報化社会の基礎となる情報に関する専門知識と技能、情報システムをデザインする能力を活用して、技術の進歩及び社会の変容にともなう課題を継続的に解決できる人材を育成する。そのために、次の項目を学位授与のために身につけるべき知識・能力とする。

  1. 使命感・責任感
    持続可能な社会の実現に貢献する使命感、責任感、高い倫理観に基づく判断力や行動力。
  2. 高度なシステム的思考力と領域横断的応用力
    現象を多様な要素の相互作用としてとらえ、分析し、理解する高度なシステム的思考力、および、領域横断的な発想に基づく高度な応用力。
  3. 高度なコミュニケーション能力
    研究発表やディスカッションを通して、自らの研究成果を異なる領域の研究者にも適切に理解してもらえるような学際的コミュニケーション能力。
  4. 専門領域における先端的知識
    情報システム等の情報工学系科目、マーケティング等の学際情報系科目を含む、情報学における高度な先端的知識。

環境システム学分野(学位:環境学)

現代システム科学専攻博士前期課程は、自らの専門領域における高度な研究を遂行する能力と、他領域の研究を理解し協働する力を兼ね備え、実社会における問題に適切かつ効果的な解決策を提供することで持続可能な社会の実現に貢献する人材の育成を目的とする。そのなかでも環境システム学分野(環境学)では、気候や生態系の変化に象徴される自然環境の問題を、「ヒトと自然のつながり」の観点から課題解決に取り組むことができる人材を育成する。そのために、次の項目を学位授与のために身につけるべき知識・能力とする。

  1. 使命感・責任感
    持続可能な社会の実現に貢献する使命感、責任感、高い倫理観に基づく判断力や行動力。
  2. 高度なシステム的思考力と領域横断的応用力
    現象を多様な要素の相互作用としてとらえ、分析し、理解する高度なシステム的思考力、および、領域横断的な発想に基づく高度な応用力。
  3. 高度なコミュニケーション能力
    研究発表やディスカッションを通して、自らの研究成果を異なる領域の研究者にも適切に理解してもらえるような学際的コミュニケーション能力。
  4. 専門領域における先端的知識
    環境哲学等の人文科学分野、環境社会学等の社会科学分野、生態学・環境化学・都市環境学などの自然科学分野を含む、環境学における高度な先端的知識。

環境システム学分野(学位:学術)

現代システム科学専攻博士前期課程は、自らの専門領域における高度な研究を遂行する能力と、他領域の研究を理解し協働する力を兼ね備え、実社会における問題に適切かつ効果的な解決策を提供することで持続可能な社会の実現に貢献する人材の育成を目的とする。そのなかでも環境システム学分野(学術)では、集団や組織、種々の社会制度など、社会システムを構成する各要素内・要素間で生じる社会環境の問題および自然・社会環境の中で生きる人間の内面的な状態に起因する問題から構成される現代社会が抱える複合的な問題に対し、「ヒトとヒトとのつながり」および「ヒトの心と環境とのつながり」の観点から課題解決に取り組むことができる人材を育成する。そのために、次の項目を学位授与のために身につけるべき知識・能力とする。

  1. 使命感・責任感
    持続可能な社会の実現に貢献する使命感、責任感、高い倫理観に基づく判断力や行動力。
  2. 高度なシステム的思考力と領域横断的応用力
    現象を多様な要素の相互作用としてとらえ、分析し、理解する高度なシステム的思考力、および、領域横断的な発想に基づく高度な応用力。
  3. 高度なコミュニケーション能力
    研究発表やディスカッションを通して、自らの研究成果を異なる領域の研究者にも適切に理解してもらえるような学際的コミュニケーション能力。
  4. 専門領域における先端的知識
    環境哲学や社会思想等の人文科学分野、地理学や社会学等の社会科学分野を含む社会システムに関する高度な先端的知識や、認知科学や学習科学、人間情報システム等の認知行動に関する高度な先端的知識。

臨床心理学分野(学位:学術)

現代システム科学専攻博士前期課程は、自らの専門領域における高度な研究を遂行する能力と、他領域の研究を理解し協働する力を兼ね備え、実社会における問題に適切かつ効果的な解決策を提供することで持続可能な社会の実現に貢献する人材の育成を目的とする。そのなかでも臨床心理学分野(学術)では、医療、教育、福祉、産業領域などの多様な心理臨床において高度の臨床心理技能を発揮できるとともに、人間の心と自然・社会環境との関係について従来の人文科学の枠組みを越えた領域横断的発想ができる臨床心理士を育成する。そのために、次の項目を学位授与のために身につけるべき知識・能力とする。

  1. 使命感・責任感
    持続可能な社会の実現に貢献する使命感、責任感、高い倫理観に基づく判断力や行動力。
  2. 高度なシステム的思考力と領域横断的応用力
    現象を多様な要素の相互作用としてとらえ、分析し、理解する高度なシステム的思考力、および、領域横断的な発想に基づく高度な応用力。
  3. 高度なコミュニケーション能力
    研究発表やディスカッション、および統計学の習得を通して、自らの研究成果を異なる領域の研究者にも論理的に理解してもらえるような学際的コミュニケーション能力。
  4. 専門領域における先端的知識
    認知心理学や発達心理学等の認知科学分野、精神医学や心身医学などの医学分野、多様な心理臨床現場での臨床心理に関して基礎から応用までを網羅する臨床心理学分野に関する高度な先端的知識。

博士後期課程

知識情報システム学分野(学位:情報学)

現代システム科学専攻博士後期課程知識情報システム学分野(学位:情報学)では、自らの専門領域である情報学における教育研究を深化させるとともに、領域を横断し、隣接諸領域との学問的交流を促進することにより、従来の枠組みにとらわれない発想にもとづく教育研究を推進し、持続可能な社会の実現に貢献する人材を育成する。そのために、次の項目を学位授与のために身につけるべき知識・技能・能力とする。

  1. 俯瞰的な大局観と視野の広い課題発掘能力
    自然と社会の全体像をつかむことのできる俯瞰的な大局観と、それにもとづく視野の広い課題発掘能力。
  2. 専門領域における先端的知識と専門性の高い洞察力
    自らの専門領域における先端的知識と、それにもとづき課題に対して専門性の高い洞察を行う能力。
  3. 高度な研究立案・遂行能力と他の研究領域との協働能力
    専門領域において高度な研究を立案し遂行する能力と、研究の遂行に際して他領域の研究者と協働する能力。
  4. システムデザイン能力とシステムマネジメント能力
    研究成果を応用し、新たなシステムやサービスを設計できるシステムデザイン能力と、それらのシステムやサービスを活用することで現代社会が抱える諸問題を解決することができるシステムマネジメント能力。
  5. 使命感・責任感・倫理観
    自らの研究の遂行および成果の発表と、それを通した社会貢献について、使命感、責任感、高い倫理観に基づいて判断することのできる能力。

環境システム学分野(学位:環境学)

現代システム科学専攻博士後期課程環境システム学分野(学位:環境学)では、自らの専門領域である環境学における教育研究を深化させるとともに、領域を横断し、隣接諸領域との学問的交流を促進することにより、従来の枠組みにとらわれない発想にもとづく教育研究を推進し、持続可能な社会の実現に貢献する人材を育成する。そのために、次の項目を学位授与のために身につけるべき知識・技能・能力とする。

  1. 俯瞰的な大局観と視野の広い課題発掘能力
    自然と社会の全体像をつかむことのできる俯瞰的な大局観と、それにもとづく視野の広い課題発掘能力。
  2. 専門領域における先端的知識と専門性の高い洞察力
    自らの専門領域における先端的知識と、それにもとづき課題に対して専門性の高い洞察を行う能力。
  3. 高度な研究立案・遂行能力と他の研究領域との協働能力
    専門領域において高度な研究を立案し遂行する能力と、研究の遂行に際して他領域の研究者と協働する能力。
  4. コミュニティ・デザイン能力と社会的調整能力
    研究成果を応用し、具体的な行動につなげることのできるコミュニティ・デザイン能力と、環境関連の調査・計画・政策を実行・策定する際に、地域住民との合意形成に関する領域にも貢献できる社会的調整能力。
  5. 使命感・責任感・倫理観
    自らの研究の遂行および成果の発表と、それを通した社会貢献について、使命感、責任感、高い倫理観に基づいて判断することのできる能力。

環境システム学分野(学位:学術)

現代システム科学専攻博士後期課程環境システム学分野(学位:学術)では、自らの専門領域における教育研究を深化させるとともに、領域を横断し、隣接諸領域との学問的交流を促進することにより、従来の枠組みにとらわれない発想にもとづく教育研究を推進し、持続可能な社会の実現に貢献する人材を育成する。そのために、次の項目を学位授与のために身につけるべき知識・技能・能力とする。

  1. 俯瞰的な大局観と視野の広い課題発掘能力
    自然と社会の全体像をつかむことのできる俯瞰的な大局観と、それにもとづく視野の広い課題発掘能力。
  2. 専門領域における先端的知識と専門性の高い洞察力
    自らの専門領域における先端的知識と、それにもとづき課題に対して専門性の高い洞察を行う能力。
  3. 高度な研究立案・遂行能力と他の研究領域との協働能力
    専門領域において高度な研究を立案し遂行する能力と、研究の遂行に際して他領域の研究者と協働する能力。
  4. 現代社会に対する高度な認識能力と社会的調整能力
    研究成果を応用し、現代社会の問題群を的確に捉えることのできる高度な認識能力と、心理・社会環境関連の調査・計画を実行する際に、ヒトとヒトを取り巻く社会システムが調和的環境となるよう配慮できる社会的調整能力。
  5. 使命感・責任感・倫理観
    自らの研究の遂行および成果の発表と、それを通した社会貢献について、使命感、責任感、高い倫理観に基づいて判断することのできる能力。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

博士前期課程

知識情報システム学分野(学位:情報学)

現代システム科学専攻知識情報システム学(情報学)博士前期課程では、ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む31単位以上の科目を修得することと、研究指導を受けて修士論文を作成し、論文の審査および最終試験に合格することを、課程修了の必要要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を修得させる。成績評価と学位論文審査に係る方針は、人間社会システム科学研究科が定めるカリキュラム・ポリシーによる。

  • 大学院共通教育科目では、「研究公正A」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行・発表において必要とされる高度な倫理観を修得させる。
  • 専攻演習科目では、「現代システム科学特別演習Ⅰ」「現代システム科学特別演習Ⅱ」を1年次の必修科目とし、指導教員の個人指導を通じて、研究課題における高度な先端的知識を修得させる。
  • 研究指導科目では、「知識情報システム学特別研究Ⅰ」「知識情報システム学特別研究Ⅱ」を2年次の必修科目とし、指導教員の個人指導を通じて、研究課題における高度な先端的知識を修得させると同時に、自らの研究の発表・ディスカッションを通じて、高度なコミュニケーション能力の養成を行う。
  • 専攻基幹科目では、「現代システム科学基礎論」「リサーチ・スキルズ」をそれぞれ1年次の必修科目とする。「現代システム科学基礎論」では、現代システム科学専攻の全領域をカバーするオムニバス講義方式により、高度なシステム的思考力と領域横断的応用力を養う。「リサーチ・スキルズ」では、英語によるプレゼンテーションの実習および学術論文の構成・執筆方法についての実習を通じて、高度なコミュニケーション能力を養う。また学術研究と倫理に関する講義を通じて、高い倫理観と責任感を養う。
  • 専門科目においては、情報工学系科目として「情報システム特論」「知識科学特論」「自然言語処理特論」「機械学習特論」等、学際情報系科目として「マーケティング特論」「ヘルスケア情報学特論」「生産科学特論」等の講義を行う。これらの講義を通じて、専門領域における先端的知識を修得させると同時に、システム的思考力と領域横断的応用力を養う。

環境システム学分野(学位:環境学)

現代システム科学専攻環境システム学(環境学)博士前期課程では、ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む31単位以上の科目を修得することと、研究指導を受けて修士論文を作成し、論文の審査および最終試験に合格することを、課程修了の必要要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を修得させる。成績評価と学位論文審査に係る方針は、人間社会システム科学研究科が定めるカリキュラム・ポリシーによる。

  • 大学院共通教育科目では、「研究公正A」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行・発表において必要とされる高度な倫理観を修得させる。
  • 専攻演習科目では、「現代システム科学特別演習Ⅰ」「現代システム科学特別演習Ⅱ」を1年次の必修科目とし、指導教員の個人指導を通じて、研究課題における高度な先端的知識を修得させる。
  • 研究指導科目では、「環境システム学特別研究Ⅰ」「環境システム学特別研究Ⅱ」を2年次の必修科目とし、指導教員の個人指導を通じて、研究課題における高度な先端的知識を修得させると同時に、自らの研究の発表・ディスカッションを通じて、高度なコミュニケーション能力の養成を行う。
  • 専攻基幹科目では、「現代システム科学基礎論」「リサーチ・スキルズ」をそれぞれ1年次の必修科目とする。「現代システム科学基礎論」では、現代システム科学専攻の全領域をカバーするオムニバス講義方式により、高度なシステム的思考力と領域横断的応用力を養う。「リサーチ・スキルズ」では、英語によるプレゼンテーションの実習および学術論文の構成・執筆方法についての実習を通じて、高度なコミュニケーション能力を養う。また学術研究と倫理に関する講義を通じて、高い倫理観と責任感を養う。
  • 専門科目においては、人文科学分野では「環境哲学特論」「文化地理学特論」、社会科学分野では「環境人類学特論」「環境社会学特論」「環境政策学特論」「環境心理学特論」、自然科学分野では「環境化学特論」「環境生物学特論」「物質循環科学特論」「海洋環境学特論」「地域・都市環境学特論」「食品安全学特論」の講義を行う。これらの講義を通じて、専門領域における先端的知識を修得させると同時に、システム的思考力と領域横断的応用力を養う。

環境システム学分野(学位:学術)

現代システム科学専攻環境システム学(学術)博士前期課程では、ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む31単位以上の科目を修得することと、研究指導を受けて修士論文を作成し、論文の審査および最終試験に合格することを、課程修了の必要要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を修得させる。成績評価と学位論文審査に係る方針は、人間社会システム科学研究科が定めるカリキュラム・ポリシーによる。

  • 大学院共通教育科目では、「研究公正A」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行・発表において必要とされる高度な倫理観を修得させる。
  • 専攻演習科目では、「現代システム科学特別演習Ⅰ」「現代システム科学特別演習Ⅱ」を1年次の必修科目とし、指導教員の個人指導を通じて、研究課題における高度な先端的知識を修得させる。
  • 研究指導科目では、「環境システム学特別研究Ⅰ」「環境システム学特別研究Ⅱ」を2年次の必修科目とし、指導教員の個人指導を通じて、研究課題における高度な先端的知識を修得させると同時に、自らの研究の発表・ディスカッションを通じて、高度なコミュニケーション能力の養成を行う。
  • 専攻基幹科目では、「現代システム科学基礎論」「リサーチ・スキルズ」をそれぞれ1年次の必修科目とする。「現代システム科学基礎論」では、現代システム科学専攻の全領域をカバーするオムニバス講義方式により、高度なシステム的思考力と領域横断的応用力を養う。「リサーチ・スキルズ」では、英語によるプレゼンテーションの実習および学術論文の構成・執筆方法についての実習を通じて、高度なコミュニケーション能力を養う。また学術研究と倫理に関する講義を通じて、高い倫理観と責任感を養う。
  • 専門科目においては、人文科学分野では「環境哲学特論」「社会思想特論」、社会科学分野では「経済地理学特論」「現代社会学特論」「文化社会学特論」「ジェンダー社会学特論」、認知科学分野では「認知科学特論」「学習科学特論」「人間情報システム特論」「知識科学特論」の講義を行う。これらの講義を通じて、専門領域における先端的知識を修得させると同時に、システム的思考力と領域横断的応用力を養う。

臨床心理学分野(学位:学術)

現代システム科学専攻臨床心理学(学術)博士前期課程では、ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む47単位以上の科目を修得することと、研究指導を受けて修士論文を作成し、論文の審査および最終試験に合格することを、課程修了の必要要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を修得させる。成績評価と学位論文審査に係る方針は、人間社会システム科学研究科が定めるカリキュラム・ポリシーによる。

  • 大学院共通教育科目では、「研究公正A」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行・発表において必要とされる高度な倫理観を修得させる。
  • 専攻演習科目では、「現代システム科学特別演習Ⅰ」「現代システム科学特別演習Ⅱ」を1年次の必修科目とし、指導教員の個人指導を通じて、研究課題における高度な先端的知識を修得させる。
  • 研究指導科目では、「臨床心理学特別研究Ⅰ」「臨床心理学特別研究Ⅱ」を2年次の必修科目とし、指導教員の個人指導を通じて、研究課題における高度な先端的知識を修得させると同時に、自らの研究の発表・ディスカッションを通じて、高度なコミュニケーション能力の養成を行う。
  • 専攻基幹科目では、「現代システム科学基礎論」「統計法特論」をそれぞれ1年次の必修科目とする。「現代システム科学基礎論」では、現代システム科学専攻の全領域をカバーするオムニバス講義方式により、高度なシステム的思考力と領域横断的応用力を養う。「統計法特論」では、人間行動や環境の研究における実験データ、調査データの検討で必要となる統計の手法およびその原理の習得を通じて、高度な論理的コミュニケーション能力を養う。また「リサーチ・スキルズ」では、学術研究と倫理に関する講義を通じて、高い倫理観と責任感を養う。
  • 専門科目においては、認知科学分野では「認知心理学特論」「発達心理学特論」、医学分野では「精神医学特論」「心身医学特論」、臨床心理学分野では「臨床心理学特論 A・B」「臨床心理面接特論 A・B」「学校臨床心理学特論」「グループ・アプローチ特論」の講義を行う。これらの講義に加え、「臨床心理査定演習 A・B」「臨床心理実習 A・B」といった演習、実習を通じて、専門領域における先端的知識を修得させると同時に、システム的思考力と領域横断的応用力を養う。

博士後期課程

知識情報システム学分野(学位:情報学)

ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む17単位以上の科目を修得し、必要な指導を受けたうえ、博士論文の審査及び最終試験に合格することを修了要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を習得させる。成績評価と学位論文審査に係る方針は、人間社会システム科学研究科が定めるカリキュラム・ポリシーによる。

  • 大学院共通教育科目では、「研究公正B」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行や応用において必要とされる使命感・責任感・高度な倫理観を修得させる。
  • 研究指導科目では、1年次に「知識情報システム学特別研究Ⅲ・Ⅳ」、2年次に「知識情報システム学特別研究Ⅴ・Ⅵ」、3年次に「知識情報システム学特別研究Ⅶ・Ⅷ」を置く。これらの科目では、指導教員の個別の研究指導を通して、専門領域における先端的知識を習得させ、専門性の高い洞察力を養う。さらに高度な研究の立案・遂行能力と、立案した研究を他分野の研究者と協働して行う能力を修得させる。それと同時に、学位論文執筆に必要とされるデータ・資料の収集を行わせる。
  • 特別演習科目では、1年次に「知識情報システム学特別演習A・B」を置く。これらの科目を通して、俯瞰的な大局観と視野の広い課題発掘能力を修得させる。また研究成果を応用し、新たなシステムを設計できるシステムデザイン能力と、それを活用することで現代的諸問題を解決することができるシステムマネジメント能力を養う。

環境システム学分野(学位:環境学)

現代システム科学専攻博士後期課程環境システム学分野(学位:環境学)では、ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む17単位以上の科目を修得し、必要な指導を受けたうえ、博士論文の審査及び最終試験に合格することを修了要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を習得させる。成績評価と学位論文審査に係る方針は、人間社会システム科学研究科が定めるカリキュラム・ポリシーによる。

  • 大学院共通教育科目では、「研究公正B」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行や応用において必要とされる使命感・責任感・高度な倫理観を修得させる。
  • 研究指導科目では、1年次に「環境システム学特別研究Ⅲ・Ⅳ」、2年次に「環境システム学特別研究Ⅴ・Ⅵ」、3年次に「環境システム学特別研究Ⅶ・Ⅷ」を置く。これらの科目では、指導教員の個別の研究指導を通して、専門領域における先端的知識を習得させ、専門性の高い洞察力を養う。さらに高度な研究の立案・遂行能力と、立案した研究を他分野の研究者と協働して行う能力を修得させる。それと同時に、学位論文執筆に必要とされるデータ・資料の収集を行わせる。
  • 環境学コース特別演習科目では、1年次に「環境学特別演習A・B」を置く。これらの科目を通して、俯瞰的な大局観と視野の広い課題発掘能力を修得させる。また研究成果を応用するためのコミュニティ・デザイン能力と、調査・計画・政策を実行する際の社会的調整能力を養う。

環境システム学分野(学位:学術)

現代システム科学専攻博士後期課程環境システム学分野(学位:学術)では、ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む17単位以上の科目を修得し、必要な指導を受けたうえ、博士論文の審査及び最終試験に合格することを修了要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を習得させる。成績評価と学位論文審査に係る方針は、人間社会システム科学研究科が定めるカリキュラム・ポリシーによる。

  • 大学院共通教育科目では、「研究公正B」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行や応用において必要とされる使命感・責任感・高度な倫理観を修得させる。
  • 研究指導科目では、1年次に「環境システム学特別研究Ⅲ・Ⅳ」、2年次に「環境システム学特別研究Ⅴ・Ⅵ」、3年次に「環境システム学特別研究Ⅶ・Ⅷ」を置く。これらの科目では、指導教員の個別の研究指導を通して、専門領域における先端的知識を習得させ、専門性の高い洞察力を養う。さらに高度な研究の立案・遂行能力と、立案した研究を他分野の研究者と協働して行う能力を修得させる。それと同時に、学位論文執筆に必要とされるデータ・資料の収集を行わせる。
  • 心理・社会環境コース特別演習科目では、1年次に「心理・社会環境特別演習A・B」を置く。これらの科目を通して、俯瞰的な大局観と視野の広い課題発掘能力を修得させる。また研究成果を応用し、現代社会の問題群を的確に捉えることのできる高度な認識能力と、調査・計画を実行する際に調和的環境を創造する社会的調整能力を養う。

アドミッション・ポリシー(学生受入の方針)

博士前期課程

現代システム科学専攻では、自らの専門領域における高度な研究を遂行する能力と、他領域の研究を理解し協働する力を兼ね備え、実社会における問題に適切かつ効果的な解決策を提供することで持続可能な社会の実現に貢献する人材を育成する。

したがって、本専攻では次のような学生を求める。

  1.  情報学、環境学、社会システム論、認知行動論、臨床心理学のいずれかにおける基礎的な研究能力を備え、異なる領域の研究成果への関心と理解力、および具体的な問題への応用力を有している人
  2.  論理的思考力を備え、公正で多角的な視点に立つ探究心を有している人
  3. 最新の知見から学ぶ意欲と向上心をもち、持続可能な社会の実現に積極的な姿勢を有している人

以上に基づき、本専攻にふさわしい学生を迎えるため、次の1~5の能力や適性を身に付けた学生を選抜する。

  1. 学士課程において幅広い科目を履修し、高い学力を有していること
  2. 情報学、環境学、社会システム論、認知行動論、臨床心理学のいずれかにおける専門的知識と基礎的な方法論を身に付けていること
  3. 英語による文献読解およびコミュニケーション能力を備えていること
  4. 研究に必要な論理的思考力および分析力を有していること
  5. 研究に強い意欲を持ち、持続可能な社会の実現に積極的な姿勢を有していること

博士後期課程

現代システム科学専攻では、自らの専門領域における高度な研究を立案し、自律的に研究を遂行する能力と他領域の研究者と協働する力を兼ね備え、現代社会への俯瞰的視点に基づく学術研究を通して持続可能社会の実現に貢献する研究者・研究型専門職業人・教員等を育成する。

したがって、本専攻では次のような学生を求める。

  1. 情報学、環境学、社会システム論、認知行動論、臨床心理学のいずれかにおける研究能力を備え、異なる領域の研究成果を理解して学際的な研究に取り組むための素養を有している人
  2. 高度な論理的思考力と分析力を備え、公正で多角的な視点に立つ探究心を有している人
  3. 新たな専門的知見を切り拓く強い意欲を持ち、学術研究によって持続可能な社会の実現に寄与する意思を有している人

以上に基づき、本専攻にふさわしい学生を迎えるため、次の1~5の能力や適性を身に付けた学生を選抜する。

  1. 情報学、環境学、社会システム論、認知行動論、臨床心理学のいずれかにおける高度な専門的知識を有していること
  2. 自らの専門領域における学術研究の方法論を身に付けていること
  3. 英語を用いて専門領域の学術文献を理解し、他の研究者とコミュニケーションする能力を備えていること
  4. 学術研究を遂行するために必要な高度な論理的思考力および分析力を有していること
  5. 自ら問題を発見して研究を遂行することに強い意欲を持ち、持続可能な社会の実現に寄与することに積極的な姿勢を有していること