学域・大学院・機構

人間科学専攻の教育目的、教育目標、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー、アドミッション・ポリシー

教育目的

博士前期課程

博士前期課程では、人間・社会・文化に関する多様な学問領域の高度に専門的な知識を横断的、複合的に身に付けて、高い倫理観に基づく知的分析力、構成力、情報発信能力を養い、現代が直面する諸問題の解決に向けて、具体的な展望を提示することができる人材を育成する。

博士後期課程

博士後期課程では、教育・研究に必要とされる高い倫理観にもとづき、人間・社会・文化に関する多様な学問領域のより高度な学術的探究を進め、専門的、科学的な展望を提示するに必要な、知的分析力、批判能力、論理的構成力、言語運用能力、情報発信能力を養い、現代が直面する諸問題の解決に向けて、取り組むことができる人材を育成する。

教育目標

博士前期課程

人間科学専攻は、上記の理念および教育目的を達成するため、現代思想にかかわるテーマを扱う「思想研究系」、ジェンダーにかかわるテーマを扱う「ジェンダー研究系」、教育にかかわるテーマを扱う「教育研究系」、多様な文化とその形成過程を扱う「文化論・文化史研究系」の4研究系の授業および研究指導により、複合的、学際的に教育を行う。

具体的な教育目標を次のように設定する。

  • 人間・社会・文化に関する諸現象を分析し、その動態と機能・意味を通時的、共時的に考察し、現在における問題性を明確に指摘して、未来を展望するために必要な創造的で柔軟な取り組みができる能力を身に付ける。
  • 社会の構造や実態についての量的把握ならびに質的把握のための調査・分析方法を修得し、客観的、多面的に対象を理解する能力を身に付ける。
  • 研究対象がもつ時空の限局性を越えて、グローバルな視点からも考察し、現出している諸問題の世界性、普遍性についての専門的知識をもって国際的に活躍できる能力を身に付ける。
  • 学生がそれぞれの研究課題を追究するにふさわしい研究指導を受け、研究課題を明確化できるようになる。
  • 専門的な研究のための方法論にはさまざまなものがあることを知り、高い倫理観をもって自らの課題の追究にふさわしい方法を選択し、その方法で研究を遂行する具体的なスキルに習熟する。
  • 自らの課題を追究するにあたって、関連する領域における先行研究を十分な範囲にわたって検討し、批判的な考察ができるようになる。
  • 文献、データ、資料を収集、検討する方法、それらに自らの研究で言及する際の扱い方を身に付ける。
  • 自らの研究成果を論理的に構成、展開し、表現して、説得的に示す能力を身に付ける。

博士後期課程

人間科学専攻は、上記の理念および教育目的を達成するため、人間科学分野(現代人間社会科目群、社会環境科目群、文化形成論科目群、心理学科目群)と臨床心理学分野の2分野を設置し、博士前期課程で培った専門領域に関する知識を徹底的に深化させる教育を行う。具体的な教育目標を次のように設定する。

  • 自らの研究課題において、新しい問題を発見して解決し得る能力と、新しい研究領域を開拓する柔軟な知性を身に付ける。また専門領域に関する高い学識と知見を持ったうえで、研究者・教育者として持つべき見識と倫理を身に付ける。
  • 学生は入学時から人間科学分野か臨床心理学分野のいずれかに分属し、自らの専門分野を明確に定める。学生にはそれぞれの研究課題にふさわしい複数の指導教員が配置され、その研究指導により、自立的に科学的、合理的で明確なテーマを設定する。
  • 専門的な研究のための方法論についての見識を有し、自らの課題の追究にふさわしい研究方法を設計することができ、その方法で研究を遂行する高度なスキルを身に付け、その合理性を説明することができるようになる。
  • 自らの研究テーマを追究するにあたって、関連する領域における先行研究を十分な範囲にわたって検討し、批判的な考察ができるようになる。
  • 文献、データ、資料を収集、検討する方法、それらに自らの研究で言及する際の扱い方を身に付け、さらにはその適正さと合理性について明示できるようになる。
  • 自らの研究テーマについて、先行研究における欠落や不在を指摘し、さらには新しい知見を示すことができるようになる。
  • 自らの研究成果を論理性と実証性をもって展開し、説得的に表現することができるようになる。
  • 科学的、合理的に堅固な研究を進めることで、新しい知の地平を開く自立した研究能力を身に付ける。

ディプロマ・ポリシー(学修評価・学位の授与方針)

博士前期課程

人間科学専攻博士前期課程は、人間・社会・文化に関する多様な学問領域の高度に専門的な知識を横断的、複合的に身に付けて、知的分析力、構成力、情報発信能力を養い、現代が直面する諸問題の解決に向けて、具体的な展望を提示することができる人材の育成を目的とする。そのために、以下の項目を学位授与のために身に付けるべき能力とする。

  • 人間・社会・文化に関する諸現象を分析し、その動態と機能・意味を通時的、共時的に考察し、現在における問題性を明確に指摘して、未来を展望するために必要な創造的で柔軟な取り組みができる能力。
  • 社会の構造や実態についての量的把握ならびに質的把握のための調査・分析方法を身に付け、客観的、多面的に対象を理解する能力。
  • 研究対象がもつ時空の限局性を越えて、グローバルな視点からも考察し、現出している諸問題の世界性、普遍性についての専門的知識をもって国際的に活躍できる能力。
  • 自らの課題の追究にふさわしい方法を選択し、その方法で研究を遂行するための具体的なスキルを使いこなすことのできる能力。
  • 自らの課題を追究するにあたり、関連する領域における先行研究を十分な範囲にわたって検討し、批判的な考察をすることのできる能力。
  • 自らの研究成果を論理的に構成、展開し、表現して、説得的に示すことのできる能力。
  • 自らの研究の遂行および成果の発表と、それを通した社会貢献について、使命感、責任感、高い倫理観に基づいて判断することのできる能力。

博士後期課程

人間科学専攻博士後期課程は、人間・社会・文化に関する多様な学問領域のより高度な学術的探究を進め、専門的、科学的な展望を提示するに必要な、知的分析力、批判能力、論理的構成力、言語運用能力、情報発信能力を養い、現代が直面する諸問題の解決に向けて、取り組むことができる人材の育成を目的としている。そのために、以下の項目を学位授与のために身に付けるべき能力とする。

  • 自らの研究に関して、自立的に科学的、合理的で明確なテーマ設定をすることのできる能力。
  • 専門的な研究のための方法論についての見識を有すると同時に、自らの課題の追究にふさわしい研究方法の設計をすることができる能力。またその方法で研究を遂行する高度なスキルを持つと同時に、その合理性を説明することができる能力。
  • 自らの研究テーマを追究するにあたって、関連する領域における先行研究を十分な範囲にわたって検討したうえで、批判的に考察し、新たな知見を示すことのできる能力。
  • 文献、データ、資料を収集し、検討する方法を修得したうえで、それらを自らの研究で言及する際に適切に扱うことのできる能力、さらにはその適正さと合理性について明示することのできる能力。
  • 自らの研究成果を論理性と実証性をもって展開し、説得的に表現することができる能力。
  • 自らの研究の遂行および成果の発表と、それを通した社会貢献について、使命感、責任感、高い倫理観に基づいて判断することのできる能力。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

博士前期課程

人間科学専攻博士前期課程では、ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む31単位の科目を修得することと、研究指導を受けて修士論文を作成し、論文の審査および最終試験に合格することを、課程修了の必要要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を修得させる。

  • 共通教育科目では、「研究公正A」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行・発表において必要とされる高度な倫理観を修得させる。
  • 特別演習・特別研究科目では、1年次に「人間科学特別演習IA・IB」「人間科学特別研究IA・IB」、2年次に「人間科学特別演習IIA・IIB」「人間科学特別研究IIA・IIB」を置き、そのうち「人間科学特別演習IA・IB、IIA・IIB」を必修科目とする。

これらの科目では、指導教員の個別の研究指導を通して自らの研究課題にふさわしい方法を選択し、それを使いこなすことのできる能力、先行研究を必要十分な範囲にわたり検討し、批判的に考察することのできる能力、研究成果を論理的に構成・展開し、表現することのできる能力を修得させる。

  • 専門科目においては、現代思想にかかわるテーマを扱う「思想研究系」、ジェンダーにかかわるテーマを扱う「ジェンダー研究系」、教育にかかわるテーマを扱う「教育研究系」、多様な文化とその形成過程を扱う「文化論・文化史研究系」の4研究系の授業を、1年次に講義形式で提供する。

これらの科目を通して、人間・社会・文化に関する諸現象を分析し、その動態と機能・意味を通時的・共時的に考察することのできる能力、社会の構造や実態についての量的把握ならびに質的把握のための調査・分析を行うことのできる能力、研究対象がもつ時空の限局性を越えて、グローバルな視点からも考察することのできる能力を身につけさせる。

博士後期課程

人間科学専攻博士後期課程では、ディプロマ・ポリシーにおいて示した能力を持つ人材を育成するために、必修を含む17単位の科目を修得することと、研究指導を受けて博士論文を作成し、論文の審査および最終試験に合格することを、課程修了の必要要件として課している。本課程では、次のような科目編成により、学位取得に必要とされる専門知識・能力を修得させる。

  • 共通教育科目では、「研究公正B」を1年次の必修科目とし、講義およびグループワークを通じて、研究の遂行・発表において必要とされる高度な倫理観を修得させる。
  • 特別演習・特別研究科目では、1年次に「人間科学研究演習IA・IB」、2年次に「人間科学研究演習IIA・IIB」、3年次に「人間科学研究演習IIIA・IIIB」を置き、必修科目とする。

これらの科目では、指導教員の個別指導を通して、専門研究のためのテーマ設定能力、研究方法の運用能力、先行研究についての批判的検討能力、資料データの収集・検討能力、研究成果の論理的な展開・表現能力を修得させる。

  • 専攻選択科目では、現代社会が直面する多様な諸問題について学び、自らの研究テーマがその中においてどのような位置にあるのかを知ると同時に、これらの問題の解決に向けてどのような貢献をなすのかを考察することのできる能力を養う。

アドミッション・ポリシー(学生受入の方針)

博士前期課程

人間科学専攻では、人間・社会・文化に関する多様な学問領域の高度に専門的な知識を横断的、複合的に身に付け、現代が直面する諸問題の解決に向けて、具体的な展望を提示することができる人材を育成する。

そのために現代思想にかかわるテーマを扱う「思想研究系」、ジェンダーにかかわるテーマを扱う「ジェンダー研究系」、教育にかかわるテーマを扱う「教育研究系」、多様な文化とその形成過程を扱う「文化論・文化史研究系」の4研究系の教育研究指導により、複合的、学際的に教育を行う。

したがって、本専攻では次のような学生を求める。

  • 人間・社会・文化に関する諸現象について幅広い関心を持ち、人間科学専攻の学問分野を研究するのに必要な基礎的知識が身についている人
  • 専門的な研究のための多様な方法論に関心を持ち、関連する領域における先行研究を調査し、文献、データ、資料を収集、検討する意思を持つ人
  • 自らの研究成果を論理的に表現する文章力を備え、それを社会に向けて発信する意欲を持っている人

以上に基づき、本専攻にふさわしい学生を迎えるため、次の1~6の能力や適性を身に付けた学生を選抜する。

  • 人間・社会・文化に関する諸現象を分析し、現在における問題性を明確に指摘し、その解決のため柔軟に取り組む能力を身に付けようとする意欲を持っていること
  • 4つの研究系がカバーする学問分野のどれか1つに関する学問的な知識をもち、さらに学びを深めていこうという志を持っていること
  • 専門的な研究のための多様な方法論の中から、自らの課題の追究にふさわしい方法を選択し、その方法で研究を遂行する具体的なスキルに習熟することを志向していること
  • 関連する領域における先行研究を調査し、文献、データ、資料を収集、検討する方法論を学ぼうとする意欲を持っていること
  • 自らの研究成果を論理的に構成、展開し、表現する能力を備えていること
  • 語学力を含むコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を備えていること

博士後期課程

人間科学専攻では、博士前期課程教育の基礎の上に立ち、人間・社会・文化に関する多様な学問領域のより高度な学術的探究を進め、専門的、科学的な展望をもって、現代が直面する諸問題の解決に向けて取り組むことができる人材を育成する。
そのために、人間科学分野(現代人間社会科目群、社会環境科目群、文化形成論科目群、心理学科目群)と臨床心理学分野の2分野を設置し、専門領域に関する知識を深化させる教育を行う。

したがって、本専攻では次のような学生を求める。

  • 自らの研究課題において、新しい問題を発見して解決し、さらに新しい研究領域とその研究方法を開拓しようとする強い意欲を持っている人
  • 関連する領域における先行研究を検討・批判し、文献、データ、資料を詳細に収集しようとする意欲を持っている人
  • 自らの研究成果を論理性と実証性をもって展開し、研究成果を社会に向けて発信する高いコミュニケーション能力を備えている人

以上に基づき、本専攻にふさわしい学生を迎えるため、次の1~5の能力や適性を持つ学生を選抜する。

  • 自らの研究課題において、新しい問題を発見して解決したうえで、さらに新しい研究領域を開拓していこうとする強い志向を持っていること
  • 専門的な研究のための方法論に心を留め、自らの課題を追究するための研究方法を探求しようとする志を持っていること
  • 関連する領域における先行研究を・批判的に検討する批評精神を備え、文献、データ、資料を丁寧に収集しようとする強い忍耐心を有していること
  • 自らの研究成果を論理性と実証性をもって展開し、説得的に表現する意欲を持っていること
  • 自らの研究成果を社会に向けて発信する高い語学力、文章表現力を含むコミュニケーション能力を備えていること