現代システム科学域

知識情報システム学類の概要

情報技術だけでなく、経済・経営などの社会システム科学について学修。これにより革新的なサービスを生み出す人材を育成。

知識情報システム学類

知識科学、情報システム工学などの情報技術について学ぶだけでなく、環境科学、社会科学、経済・経営科学、保健や医療、教育などの社会システム科学に関する専門分野の理解を深め、これらの融合領域において創造性豊かで、自ら課題解決のできる人材を育成していきます。例えば、より資源を有効に活用するこれからの社会の姿について学び、それを実現するために必要なシステムを自分たちで考えていく、あるいは、現代の企業が抱えているビジネスの課題について深く学び、それを克服する調和のとれた解決策について提案できる人材です。しっかりと目的を見定めながら解決するためのツールとして、情報テクノロジーに関する知識やスキルを身につけていくことができます。

3つの分野

システム・ネットワーク分野

  • インターネットやコンピュータなど、高度情報化社会を支えるインフラである情報システムが、持続的発展可能な社会を構築するにあたって果たしていく役割について応用的な観点から考える分野です。
  • 社会的問題に対する分析と課題発見の能力、課題を定量化・モデル化する方法を身につけ、課題解決のための人にやさしい情報システムのデザイン、情報システムの企画・運営方法などについて学びます。
  • 情報ネットワーク、WEBサービスデザインなどのネットワークに関する知識や機械学習などの情報を科学的に分析する能力を身につけ、それらの知識や技術を応用することで新しいサービスを創造する能力を身につけます。

社会科学分野

  • 社会科学分野における問題解決型のプログラムを提供します。情報社会における個人や企業の活動の中に潜む行動原理や相互依存関係を、数理モデルやデータ分析で理解する分野です。
  • 経済関連の分野では、経済主体(企業や自治体等)における情報システムの有効性に関する実証分析や、情報技術を利用した新しい制度(ネットオークション形式等)を作る理論分析を学習します。
  • 経営関係の分野では、POSデータやアンケートデータなどのビジネスやライフスタイルに関するデータを解析し、個人や組織の意思決定をサポートする理論やデータ解析手法を学習します。

医療・教育分野

  • 医療・教育分野における問題解決の学習プログラムを提供します。少子高齢化社会でのヘルスサービスや、情報通信技術を活用した教育・学習支援のあり方など「人」を支える情報システムについて考える分野です。
  • 医療分野においては、保健・医療・看護に関わる知識、態度を身につけ、利用者のニーズや分野特有の課題を理解し、「人が健康に生きる」ことを中心においた情報システムの企画立案、構築方法について学びます。
  • 教育分野においては、認知科学・知識科学などの素養を身につけ、「知の構成を促す」情報システムのモデリング技法や基礎理論を習得し、教育・学習を支援する情報システムの企画立案、構築方法について学びます。

履修例

自分の目的に応じて他の分野の専門科目を組み合わせることで、将来に役立つ実践的な力を身につけることができます。

Pattern1:環境に配慮したシステム構築・管理ができる人材へ

[知識情報システム学類]情報ネットワーク

インターネットなどのネットワークの構成法やネットワークを介したさまざまな情報の収集・利用方法を学びます。

[環境システム学類]地域・都市環境学

自然的要因や人文・社会的要因といった環境指標を用いた都市域や周辺地域での環境評価手法や、持続的な発展に資するエコロジカル・プランニングの理論や手法について学びます。

例えば

各家庭にスマートメータ(通信機能付きの電気製品制御機器)を配置してネットワークを介して制御するなど、スマートグリッド技術(高度な省エネ技術)を生かすことによる持続・再生可能なエネルギー社会を実現するための力が身につきます。

Pattern2:新たな情報サービス企業を立ち上げることができる人材へ

[知識情報システム学類]Webサービスデザイン

インターネット関連技術を応用してメッセージを送受信することにより、さまざまなサービスをコンピュータ上で提供するための技術を学びます。

[マネジメント学類]経営戦略

組織を立ち上げて中長期的に維持・運営していくための目標設定や業務設計、組織を構成する人材の育成や活用方法について学びます。

例えば

インターネット上で新たな情報サービスを提供する企業を自ら立ち上げ、運営していくための力が身につきます。

Pattern3:人にやさしい情報システム開発をできる人材へ

[知識情報システム学類]知識モデリング

人間のナイーブな認識を説明する知識構造や認知の仕組みをコンピュータに組み入れ、人のように自意識を持って考えることができるコンピュータを実現する方法を学びます。

[環境システム学類]認知科学1・2

知覚・理解・記憶・思考・学習・推論・問題解決など人間の高度な認知機能を対象とし、さらに人間の認知モデルの構築や応用について学びます。

例えば

人間がコンピュータに合わせるのではなく、コンピュータが個々の人間の能力に合わせてくれるような、人にやさしい情報システム開発するための力が身につきます。

Pattern4:医療現場におけるシステム構築・管理ができる人材へ

[知識情報システム学類]ヘルスケアシステム

人々の健康を維持するために高度なヘルスケア(保健・医療)サービスを提供するための情報通信技術の必要性および活用方法について学びます。

[マネジメント学類]会計システム1・2

企業活動を客観的に評価する基準としての会計情報の処理方法や、読み取り方について学びます。

例えば

病院などの医療機関における医事会計システム、電子カルテに代表されるような医療情報システムを開発するための力が身につきます。

取得できる免許・資格・受験資格

  • 高等学校教諭一種免許状(情報)

卒業後の進路について

メーカー、商社からIT企業、医療機関、学校教員まで。情報科学分野を中心に幅広い分野から進路選択可能

メーカー(電気系・自動車系など)・商社・金融・流通・小売企業の情報システム部門や、インターネット・通信・ソフトウェアの開発企業の情報通信業をはじめ、医療機関、学校教員、公務員などさまざまな進路への就職が可能です。より高い専門性を身につけたい人は、国際交流協定校への交換留学や大学院への進学を奨めます。