現代システム科学域

人間環境科学課程の教育目的・教育目標

教育目的

本課程では、実験心理学的な普遍的アプローチによる人間環境科学の研究法と臨床心理学的な個別的アプローチによる人間環境科学の研究法を統合的に学習することを通して、ヒトがさまざまな環境下において、どのようなこころのはたらきを成立させているのか、そして、こころの現れとしての行動をどのように行うのかについての人間環境科学に関する知識・理解と、自然・生態系に関する環境共生知識、社会・文化に関する共生社会知識を融合することによって、地球環境に生きるヒトの真の幸福を実現するための環境システムの構築に貢献できる人材を育成します。

教育目標

  • 環境マインド:自然・生態系のダイナミズム、社会・文化のダイナミズムの知識を学習することを通して、ヒトも環境を構成する一員であることを理解できる能力を養うとともに、科学技術など学問の発展が環境や社会やヒトへ与える影響について多面的に理解し、環境に関する知識・技能を持った専門家としての責任を自覚できる能力を養います。
  • 俯瞰的人間環境知識:人間が自然環境や社会環境の中で活動する際に生じる心理的な問題を、自然環境科学、人間環境科学、社会環境科学の基礎知識を用いて総合的に理解し、それらの問題に対する解決策を思考できる能力を養います。
  • 専門的人間環境知識:自然・社会・人間環境と人間との相互作用を人間の心的プロセスの視点から可視化して整理、分析するための知識・技能と、環境との間で生じる心の不適応を理解し、それを解消するための心理療法に関する知識・技能を持ち、それらを活用して人の心のはたらきを理解、援助できる能力を養います。
  • 問題解決能力:様々な環境下で現れる心的問題に関して、自ら課題を発見し、問題を解明するための心理学研究法を獲得させるとともに、得られたデータを整理・分析し、課題の解決法について論理的・システム的に思考できる能力を養います。