現代システム科学域

環境システム学類 環境共生科学課程

自然環境科学分野の専門知識・技術の修得を中心に学修し、生態系の中で、人が共生するシステムについて考えます。

生態系という共生のシステムは、海、山はもちろん、砂漠にさえ存在しています。それらの自然環境の上に、人間は都市を築いてきました。そして、私たちの都市生活は、人間を含む生態系にいくつもの問題を引き起こしています。これらの問題を解決するために、環境共生科学課程では自然のシステムを理解し、自然環境の中で人間が共生するシステムについて考えます。具体的には、1年次において学域・学類共通科目である各課程の入門科目を履修し、領域横断的な視点を形成。2年次には、「海洋・陸域環境生態学」や「環境政策学」、「環境社会学」を学修し、学際的な知識や方法論を修得します。さらに、「異文化の理解」や「文化と共生」、「文化と景観」などの文系的科目と「公衆衛生学」や「大気・海洋環境学」、「都市環境学」といった理系科目をバランス良く履修。3年次からは、「環境アセスメント学」や「環境再生学」など、より専門性を高めていきます。これらにより複数分野の方法論を理解し、実際の環境問題に対応できる能力を養います。

教育目的・教育目標

研究テーマ

研究テーマ1海産バイオマスによる環境再生海産バイオマスによる環境再生:環境システム学類 環境共生科学課程 大塚 耕司 教授海洋環境の改善を、生物の取り上げ・再利用という手法でアプローチ。

陸から過剰な栄養物質が流入している大阪湾奥の閉鎖性海域を対象として研究。海藻など季節的に大発生する生物(海産バイオマス)を取り上げ、メタンガスや堆肥などの原料として利用し、海域環境を改善すると同時に、化石燃料消費の少ない都市を築く研究を行っています。

教員からのひとこと

バイオマスを有効利用することで、化石燃料の消費抑制でき、さらに低炭素社会の貢献に繋がります。

研究テーマ2化学現象の解明化学現象の解明:環境システム学類 環境共生科学課程 竹中 規訓 教授国内でも珍しい、環境中における水の相変化の化学について研究。

水は環境中で唯一物質の三態をとる物質です。この水に溶けた物質が、相変化をするときにどのような(化学)変化をするかを調べています。ある種の反応は室温よりも凍らせた方が速く進み、その結果が環境の浄化に関わっていたり、逆に環境に悪影響を及ぼしたりすることがあります。

教員からのひとこと

自然は大きく、わかっていないことがまだまだたくさんあります。(写真は雪のサンプリングシーンです。)

研究テーマ3比較社会学・文化人類学比較社会学・文化人類学:環境システム学類 環境共生科学課程 宮脇 幸生 教授グローバル経済下におけるエチオピア牧畜民の生存戦略についての研究。

東アフリカの牧畜民社会は、近代以前の伝統を保ってきたといわれています。私はその一つ、エチオピアの牧畜民社会で、歴史記憶や民族間関係の調査を通して、一見すると伝統的と見える文化が、国家やグローバル経済に抗する生存戦略として形成されてきたことを研究しています。

教員からのひとこと

フィールドワークには新たな発見がたくさんあります。それが研究をすることの一番の喜びです。