大阪府立大学

海洋システム工学課程 教育目的、教育目標、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー

教育目的

海洋における人間活動に関わるすべての技術は、人間および環境との調和の上にあるべきとの基本理念のもとに、海洋における各種の人工システムに関する研究、開発、設計、生産、運用を担う人材、および海洋環境の計測、保全、創造に寄与できる人材を育成します。

教育目標

  1. 数学、物理学、及び情報科学に関する知識とそれらを工学に応用できる。
  2. 海洋システム工学の専門知識と技術を体系的に学び、応用できる。
  3. 日本語で、海洋システム工学の文章を、読み、書くことができ、論理的な議論ができる。
  4. グローバル化し、高度にネットワーク化された情報化社会に柔軟に対応できるように、多面的に物事を考える能力とその素養を身につけている。
  5. 国際的コミュニケーション能力を高め、異文化との交流を行う対話能力と自己表現能力を身につけている。
  6. 海洋システム工学について、社会および自然に及ぼす影響や効果、およびこれらの分野の専門家、技術者が社会に対して負っている責任を理解し、具体例を通して倫理観とそれに基づく判断・行動能力を身につけている。
  7. 海洋システム工学を利用して、社会の要求を解決するための創造能力(デザイン能力)を身につけている。
  8. 生涯学習の観点から、自主的、継続的に海洋システム工学について、その応用を含む学問分野全般を学習できる能力を身につけている。
  9. 与えられた制約のもとで計画的に仕事を進め、まとめる能力を身につけている。
  10. 海に対する愛情を育み、地球システムの中の海洋システムにおける人間活動の在り方について考え、海洋に関わる技術者としての自覚をもっている。
  11. 自ら問題を設定して解決できる自立した技術者としての基礎能力を養い、海洋に関わる自然および人工システムに関する基礎知識を習得している。
  12. 海洋に関わるさまざまな問題を分析し、その本質を知る解析力と調和のとれた解を導くための統合化力を身につけている。
  13. 上記の解析力と統合化力を駆使して、海洋に関連する新しいシステムを創造する能力を身につけている。

ディプロマ・ポリシー

海洋システム工学課程は、海洋における人間活動に関わるすべての技術は、人間および環境との調和の上にあるべきとの基本理念のもとに、海洋における各種の人工システムに関する研究、開発、設計、生産、運用を担う人材、および海洋環境の計測、保全、創造に寄与できる人材を育成することを目的とする。
このような目的に従い、以下の能力を身に付けたものに学士(工学)の学位を授与する。

  1. 数学、物理学及び情報科学に関する知識を工学に応用できる。
  2. 海洋システム工学の専門知識と技術を体系的に工学に応用できる。
  3. 日本語等で、海洋システム工学に関連する文章を、読み、書くことができ、論理的に議論することができる。
  4. グローバル化し、高度にネットワーク化された情報化社会に柔軟に対応できるように、豊かな教養に基づき、多面的に物事を考えることができる。
  5. 国際的コミュニケーション能力を高め、異文化との交流を行う対話能力と自己表現能力を身に付けている。
  6. 海洋システム工学の専門領域において、社会および自然に及ぼす影響や効果、およびこれらの分野の専門家、技術者が社会に対して負っている責任を理解し、具体例を通して倫理観を身に付け、それに基づく判断・行動ができる。
  7. 海洋システム工学に関する専門知識と技術を利用することにより、社会の様々な問題を解決する創造能力を身に付けている。
  8. 生涯学習の観点から、自主的、継続的に海洋システムの専門分野についての技術を学習していくことができる。
  9. 与えられた制約のもとで計画的に仕事を進め、まとめることができる。
  10. 海に対する愛情を育み、地球システムの中の海洋システムにおける人間活動の在り方について考え、海洋に関わる技術者としての自覚を身に付けている。
  11. 自ら問題を設定して解決できる自立した技術者としての基礎能力を養い、海洋に関わる自然および人工システムに関する基礎知識を習得している。
  12. 海洋に関わるさまざまな問題を分析し、その本質を知る解析力と調和のとれた解を導くための統合化力を身に付けている。
  13. 上記の解析力と統合化力を駆使して、海洋に関連する新しいシステムを創造する能力を身に付けている。

カリキュラム・ポリシー

  1. 「機械系学類および海洋システム工学課程の教育目標」の達成を目的として、学位授与に必要とされる能力(ディプロマ・ポリシー)を養うために、以下の方針で教育課程の編成を行う。また、各科目の学修成果は、定期試験、レポート、授業中の小テストや発表などで評価することとし、その評価方法については、授業内容の詳細とあわせてシラバスにおいて科目ごとに明示する。
  2. 工学の基礎に根ざした学問の系統性と順次性を尊重して、共通教育科目、専門基礎科目及び専門科目(学域共通科目、学類基盤科目、課程専門科目)により構成される整合性・一貫性を持つ体系化された教育課程を編成する。
  3. 学生の機械系学類内の課程への所属は経過選択型とし、柔軟で自由度の高い進路選択を可能にする。
  4. 教養豊かな人間性を涵養し、幅広い学修成果を身に付けるために、共通教育科目を配置する。工学を学ぶために必要な自然科学全般についての基盤的知識を修得し、生涯に亘る学びの基礎を築くために、専門基礎科目を配置する。さらに、専門科目の中でも、特に機械系学類全体で必要とされる科目を学類基盤科目に指定する。
  5. 1年次では、学生の幅広い学修を保証し、豊かな教養を身に付けるため、共通教育科目を中心に配置する。同時に、4年間の学士課程教育の基礎を構築するため、専門基礎科目を適切に配置する。また、1年次に「機械及び航空宇宙海洋工学概論Ⅰ、II(必修)」を配置し、機械系学系の最先端研究を紹介して各課程の特色を理解させるとともに、機械系学類の基礎力学科目の入門を講義し、2年次以降の所属課程を考える機会を提供する。
  6. 2年次では、初年次の共通教育科目と専門基礎科目を中心とする教育で得られた基礎的で幅広い学修成果を、3年次以降の専門科目履修に繋げることを目的として、専門基礎科目と本課程の基礎的な専門科目を中心に配置する。また海洋システム工学課程で学ぶ学問分野全般を俯瞰する視点を獲得し、3年次以降に学習する高度な専門科目への接続を円滑にするため、2年次には入門的な課程専門科目の講義を適切に配置するとともに、統合化力を養うためのPBLプログラム科目(海洋システムプロジェクト演習)を配置する。さらに、2年次から3年次にかけて、「工学倫理(必修)」、「環境倫理(必修)」を配置し、技術者・研究者としての倫理観を涵養する。
  7. 3年次以降では、課程専門科目を中心に配当し、講義・実験・実習・演習を通して、海洋システム工学分野に関する高度な知識を身に付け、問題解決に応用できる能力を育成する。
  8. 4年次には卒業研究(6単位)を必修とし、海洋システム工学分野における最先端の研究テーマを設定して学生の研究意欲を高め、系統的な研究指導により基礎的な研究能力を育成する。なお、卒業研究履修には履修資格を設ける。
  9. 成績評価の基準・方法は工学域カリキュラム・ポリシーに記載のとおりとする。
  10. 海洋システム工学課程の求める人材、教育目標、教育制度・教育方法、卒業要件、卒業後の進路を受験生や在学生にわかりやすい形で明示する。